ザザイズム

都内某所に生息する大学生。2016年夏からオランダに半年留学中。

青と、路地裏と、猫と。モロッコの青い町シャウエンが美しすぎた

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モロッコ北部にある小さな青い町、シャウエンに行ってきました。

正式名称はシャフシャウエン(Chefchaouen)。モロッコの中でも観光客に屈指の人気を誇る町。長らくの行ってみたい!という想いを叶えるべく足を運んだら、これが期待以上にすばらしすぎた。

以下、写真と合わせてその魅力をつづります。



この町、青い。

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ほんとうに、青い。

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いやもう、そんなのわかってるよ、と言われても、もう一度言いたくなるくらい、
青い。

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今まで使ってきた「青い」という形容詞の中でも最上級の「青い」。
こんな青い青がディスプレイの外にあるんだという青。英語ならbluestという単語作ってもいいくらいの青。

ふつう町がガイドブックとかで紹介されるとき、こってり鮮やかに加工されることが多いじゃないですか。
実際に見るともっと色あせた地味な印象に写ってしまうくらいに彩度を上げているものが多い。



でも、この町は違う。

目に入る風景、そのままで鮮やか。
ここに載せてる写真もほぼ無加工。

ディスプレイの青より、もっと青。感動。



個性的な青たち

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青にもいろんな青がありました。

濃い青、薄い青、緑がかった青、水色……。
グラデーションで変わっていく青もあれば、
手塗りや経年でむらがかかってる青も。
それがまた美しい。



青以外の色たち

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青い町、だけど一面の青ではないところがまたすばらしい。

白や、地の色の茶色もけっこうある。



だいたいの家は身長の高さくらいまでは青、そこから上は白や茶色なことが多い。

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人によっては「思ったより青くない」と思うかもしれない配分。


でも、この他の色と青とがみごとに調和していて、
たんなる真っ青よりももっと青々しく見える。
生活感というか、生きてる色というべきか。


だからこそ、ときおりかかっている洗濯物も美しい。

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階段と路地裏

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山にへばりついているような町なので、階段と坂が多いです。
バスターミナルから市街地まではまずタクシー使わないときつい。ためしに歩こうとしたら一瞬でふくらはぎが悲鳴あげて断念しました。


でも、階段と路地裏の多い町って、目にはこれ以上しあわせなものはない。

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私の大好きな他の町、広島の尾道や長崎、イタリアのチンクエ・テッレも階段だらけだった。

なんでこんなに階段のある町が好きなんだろう。
平坦な町より、建物が折り重なって見えてきれいだから?
覆いかぶさる感じが、はっきりとそこに世界をつくってるように見えるから?
冒険気分になれるから?

どれもそんな気がするし、どれも少しずつ違う気もする。

ひとついえるのは、青につつまれる感覚はこの階段と狭い路地あってこそだろうってこと。

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この雰囲気はここにしかない。





ねこ

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そこいら中ねこだらけ。

通りの片隅にねこ、
つぎの角を曲がってもねこ、
反対側を向いてもねこ。

そんなレベル。



モロッコそれ自体もねこだらけの国。国全体がねこカフェ状態といってもいいくらい。
そんななかで、ねこ密度はここシャウエンがいちばん高かったように思う。


ねこをわざわざ追って写真を撮らなくても、
いつのまにか写りこんでしまうような。そんな感覚。


 
ねこ会議の現場に遭遇したり。

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色粉でピンクに染まったかわいそうなねこがいたり。

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カフェのとなりの席でねこ一家が寝てたり。

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道案内してくれるねこさえいた。

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橋にいたこのねこ、「ついてこい」といわんばかりに階段をひたすらあがっていく。

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後ろからついていったら、町を横から見られるスポットがありました。

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ゆるやかな時間

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他の町とくらべてもんのすごく落ち着いています。
客引きはほんっとうに少ない。この青に囲まれると商売っ気薄くなるのかもしれない。


観光地区と居住地区がはっきりと別れているわけではなく、ほんとうに混ざりあっている感じ。
町もそこかしこに地元向けのお店が混ざりあっています。
地元のひとの生活に割りこんでしまうような気がしてちょっと気が引けてしまうこともあるくらい。

 
お店は感じのよいところばかり。ほどよい距離感。ときおり他のもの見せてくれたり、説明してくれたりと放置ではないあたりがすごく好き。
客引きは広場の一角のカフェレストランくらい。それもぜんぜんしつこくない。




モロッコのなかで数少ない、女ひとりでも心をゆるめて歩ける町でした。

むしろ男だけより気分良く旅できるかもしれない。
というのも、シャウエンにはマ◯ファナの生産地としても有名で、男ひとりで歩いているとしょっちゅう声をかけられるのだとか。

スカーフ巻いて女ひとりだと一回も声かけられませんでした。




まったり買い物

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「おみやげ買うのなら都市部のほうが選択肢多くておすすめ」という意見をいくつか見ましたが、疑問です。価格交渉しんどい、ぼられるのしんどい、もとから安く買いたい、というのなら小さな町で買うのおすすめ。

都市部にあるようなものは、シャウエンにもだいたいありました。
違いは選択肢が少ないこと、地元向けの店が多いこと、カルフールみたいな大手スーパーがないこと。
たとえばじゅうたんやバブーシュの選択肢はぐぐっと減ります。私はこれらのもの買うつもりなかったので問題なし。



それに、選択肢多すぎるのも考えもの。迷ったあげくけっきょく何も買えなくなってしまうことが多い私。
しかもやっぱり都心部のほうが値段は高め。価格交渉しだいで安くはできるけど、そのひと手間を楽しめるか楽しめないかはほんとうに人しだい。わたしは最後まで苦手だったのでシャウエンの居心地がよかった。


ただし、シャウエンのなかでもTHE観光客むけといった感じで血気さかんにやってるところはあります。やっぱり少し高い傾向にあった。ガスールパックが25ディラハムといわれたところ、地元向けのお店で10ディラハムでGETできました。



 

期待をはるかに超えるすばらしさ

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私、ずっと行ってみたいと思っていたところより、事前に期待してなかったところのほうが感動しやすいのです。

期待があると、その期待を超えるのにハードルがある。
まっさらな状態だと、比較するような写真も何も頭にない。すべてのものが意外に満ちてるから、心に残りやすい。




ただ、ここシャウエンはちがった。
高い期待のハードルをはるかに超えて、すばらしかった。
その前までマラケシュやフェズといった都心部でピリピリしていたのがゆるんだのもあるかもしれない。


わざわざ切り取ろうと思わなくても、四方八方が絵の中の世界。
ここまで視界に入るものすべてが絵になる町ははじめて。


青、白、階段、坂道、路地裏、猫、ゆるやかな時間。

およそ私の好きな要素がぜんぶ詰め込まれている町でした。






長くなったので、アクセス関連などはまた別の記事にまとめていきます。



今日はこのくらい。


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