ザザイズム

都内某所に生息する大学生。2016年夏からオランダに半年留学中。

世界唯一の洞窟クリスマスマーケットを探検してきた @オランダ・ファルケンブルグ

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先日、オランダのファルケンブルグ(Valkenburg)で開かれる「洞窟クリスマスマーケット」に行ってきました。

ファルケンブルグはオランダ南部、マーストリヒトから電車で約10分の小さな町。
クリスマスマーケットはヨーロッパ中数あれど、洞窟内で開かれるのはここだけ。

期末レポート期間の合間を縫って行ってきてよかったと思えるいい場所でした。


マーケットというよりはアトラクション

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ここは「クリスマスマーケット」というより「アトラクション」といったほうが正しいです。

入場料は大人7€と「クリスマスマーケット」と考えるとそこそこします。
というより、普通のクリスマスマーケットは入場料なんてありません。

でも、ここは「アトラクション」。
入り口から中までまんま洞窟で、その整備の手間とかも考慮したら、
このくらいの入場料は納得がいきます。


中で売ってるものも全体的にちょっと高め。洞窟の外の市街地にもふつうのクリスマスマーケットがあるのですが、そこより価格ちょい増しの印象を受けた。


買い物向けのマーケットというよりは、ディスプレイと探検を楽しむ場所のようなイメージ。
ながめてるだけで満足するくらい楽しい。

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逆に1つだけ買って帰った時点で魅力半減させてしまうような気がしてしまう。





探検気分

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現在位置がまったくわからない。
一本道だけど、うねりくねりも激しくて、どこまで続いているのか、今自分がどのあたりにいるのかまったくわからなくなる。一度に視界に入れられるのは1、2店舗だけ。あとは次の角を曲がらないと見えない。そんな感じ。

壁に「ホテルゾーン」とか「ゴルフゾーン」とかまったく由来不明なゾーン名が付いてはいたのですが。全体で何ゾーンあるのかとか地図とかもなかった。


一本道ゆえに迷うことはないけど、この「先の見えない」感覚はとても妙な気分。
マーケットというよりは探検している気分。
「このトンネル抜けたら次どんなお店があるんだろう」って思わされる度合いが他のクリスマスマーケットよりも段違いに高い。面白い。



企業出店が多い

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ほかのクリスマスマーケットと較べて、「企業が参入してる感」のある店が多いです。

アロエクリームや香水や椅子につける姿勢補助ツール?とかの小品目を前面的に押してるところもあれば、
ガラスのショーケース完備で腕時計やジュエリー売ってるところもあった。



クリスマスマーケットっぽくない店も多い

クリスマスマーケットって各地似ている部分がかなりあると思うのですが、ここはけっこう意表つかれるようなお店が多かったです。

面白かったのがアジアン雑貨店。仏像やパワーストーンやお香なんかを売ってた。
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それ、クリスマス関係ある???とつっこみたくなるディスプレイ。

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まぁ楽しいし細かいことはいいや、と思える空間。




ほかにも布団カバー店もツボだった。

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日本で探したときときとは比べ物にならないような楽しいデザインのものがいっぱい。めちゃくちゃ欲しくなった。




整備バッチリ。ただし平衡感覚がたまに狂う

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洞窟の中はけっこうきれいです。
照明が明るいし、独特の湿っぽい感じがあるのかと思ったらそうでもない。気温も一部ゾーンが寒かったのをのぞけば快適だった。
このレベルで整備しつつ売店のために電気引きつつ、トイレ(2箇所、有料)も設置するのはなかなか大変だろうなと思う。

車椅子の方も普通に来ていました。段差や階段は全然なかったし、通路はどこも広々としてました。



ただし、歩いているとたまに平衡感覚が狂う。
地面はなめらかに整地されてはいるけれどゆるやかな凹凸がある。商品に夢中になりながら歩くと思わぬ方向の凸凹にちょっとよろけそうになる。
睡眠不足明けのまま行ったせいもあるかもしれないけど。



壁画が面白い

例えばこの壁画と彫刻。

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18世紀にナポレオンによりこの地が占領されたとき、迫害を逃れた聖職者が秘密のミサを行うために作った礼拝堂。小説にでてきそうな雰囲気でワクワクします。
街のポストカードにも登場してました。




壁に描かれた何十個もの横顔のシルエット。

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これは第二次世界大戦でファルケンブルグをドイツ占領から解放したアメリカ軍を讃えて描かれたものなのだとか。





一方で、いかにもなイタズラ書きもいっぱい残ってます。

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1970年とか1976年とかけっこう古いものに隣りあって書かれる2011年。こういうのながめるのも楽しい。



ファルケンブルグ城

ファルケンブルグ城は小高い丘の上に位置する廃墟のお城。こちらも立ち寄ったのですが良かった。

階段を頑張って上がるとファルケンブルグの街並みが見渡せます。

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オランダでは珍しい丘陵地帯ならではの光景。



城内はローマの遺跡を思い出す雰囲気。

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興味沸かない人は徹底的に沸かないと思うけど、好きな人は好きであろう雰囲気。私は好きです。

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夕日に照らされるとかっこいい。



城中あちこちで目につくのがおびただしい数の落書き。というより彫り込み。

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こんな場所にまで、とちょっとびっくりするくらいの量。朽ち果てきった城にハートマークとイニシャル刻むその心中やいかに。「いつか滅びる時が来ても一緒にいようね」ってことなの?
ここまでびっちり彫り込まれると、汚いもの、ネガティブなものというよりは、何かアートを見ているような気分。







城を降りて、市街地をぶらぶら歩き回るのも楽しい。

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今回は行けなかったけれど、Thermae 2000という温泉施設もあります。

見どころがそこまで広くない範囲にしっかり詰まってて歩き回りやすいです。


開催・アクセス情報(2016年12月現在)

開催場所はGemeentegrot(ヘメーンテフロト)とFluweelengrot(フルウェールフロト)という2つの洞窟。

私はフルウェールフロトだけ行きました。というより2つあること知らなかった。どうせなら両方行けばよかった。


毎年11月中旬〜クリスマス前まで開催。
2016年は11/18〜12/23。

入場料は大人7€、子ども(5〜11歳)5€。
公式サイトでチケットを事前に買えます。金曜日の13時頃に行って10分待ちくらいでした。土日とかなら事前購入したほうが良さそう。



ファルケンブルグ駅までは、マーストリヒト駅から電車で10分。ベルギーのリエージュ(Liege)からも電車で50分。
そこから徒歩で20分くらいで洞窟にたどり着けます。道中に市内中心部の街並みも楽しめます。

バスでもOK。マーストリヒト前のバス停から、Stadsbus 4 や 8などに乗ると徒歩時間含めて30分くらいで行けます。
ほか、ドイツのアーヘン(Aachen)からもバス乗り換えで1時間程度。

詳しくは9292.nlで検索するのがおすすめ。目的地にGemeentegrotやFluweelengrotを直接打ち込めばOK。便利。




詳しくは、
ファルケンブルグのクリスマスイベント公式サイト
を参考にするべし。




ファルケンブルグ、大きすぎず小さすぎず、日帰りでもぞんぶんに楽しめる良いところでした。

ベルギーやドイツからのアクセスも意外と簡単なので、ぜひクリスマス時期には立ち寄ってみてください。





今日はこのくらい。