ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

1万年の歴史と文化の交差路。トルコ南東部旅行の思い出―トルコ・シリア地震に寄せて

トルコ・シリア大震災にショックを受けている。昨年10月に旅行したトルコ南東部エリアを直撃し、凄まじい惨事になってしまった。

被害の範囲がとてつもなく広すぎる。トルコは広い国なのに。バス移動でのんのんと揺られた時間を思い出す。都市間の距離は相当あるのに、あの都市でもこの都市でも震源地と見紛うような状況。信じがたい。

今回被害に遭ったエリアを旅した思い出を振り返る。

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日本は意味のうるささに溢れている

トルコから帰ったとき思ったこと。日本は静かで、うるさい国だなと。

街の平均的な静けさでいえば日本のほうがダントツ上だろう。クラクションは少ないし、モスクのアザーンもなければストリートミュージシャンも少ない。バスに電車に所構わず響く通話の声もない。選挙カーと宣伝トラックさえ除けば日本はたいてい静かだ。

それでいて、日本は意味のうるささに溢れている。どこもかしこも過剰な看板や注意書きが氾濫している。

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日々の楽しみに邁進した2022年を振り返ってみる

世界的なアフターコロナの潮流の中、3年間我慢していた事柄を楽しみまくった1年だった。去年の結婚&引っ越しに伴うドタバタもひとまず落ち着いて、自分の思うままに過ごしていた。

今年のハイライトを、思いつくままに書いてみる。

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旅とお金と時間とを天秤にかけるべきか

旅行にかけるお金をどう考えればよいのだろう。トルコから帰って、台湾旅行計画を前に再び考えあぐねている。
航空券を検索せどもおトクとは感じられず。マイルにしたって燃油サーチャージが航空券並みにかかるからメリットがない。

なんでこんなにコロナ前の相場に縛り付けられているのだろう。もはや幻想でしかないし、上がったといっても払える範囲の金額を惜しむのにどれほどの意味があるのだろう。

そんな自分のケチくささと改めて向き合っている。

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台湾の航空券を買うか迷い続けて1ヶ月

2月か3月に台湾に行きたいと睨んでいる。11月末くらいからずっと考えている。時が経ったわりに航空券が大して上がっていない。燃油サーチャージのおかげか若干下げてから、売れて上げて横ばいという雰囲気を感じる。4月以降の仕事は確実に有休ぶっこんだりするのが困難すぎる環境なことは確かで。行くなら2月3月だろうと。

行くとしたら、台北台東や、台南・高雄エリアに行きたい。台北はもう2度行ったし、ホテルの高騰も予想できる。都会より田舎エリアをレンタルスクーターで巡ってみたい。

そう思い続けて1ヶ月。いくらなんでも腰が重すぎるのはなんでだろう。

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せっけん香る石造りの街 トルコのマルディンが素晴らしすぎた

トルコを3週間巡った中で、いちばん気に入った街がマルディン。

トルコの南東部、シリア国境にほど近い場所に位置する街。その歴史は紀元前4500年にも遡るとか。ベージュの石灰岩でつくられた歴史的な街並み全体が「野外博物館」とも称される。国内観光客には大人気だけど、外国人観光客はたいへん少ない穴場の街。

トルコ後半の旅程を迷っていたころ、現地で出会った人に「トルコの南東部は良い」と激推しされ、半信半疑で行くことを決めた。結果、想像以上にすばらしかった。

そんなマルディンを気に入った理由を書き留めてみる。

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優柔不断の民が今年買ってよかったもの(2022年)

「買ってよかった」の前に、そもそも買えなかったものが多い1年だったかもしれない。引っ越して1年経ったのに、未だに買えていない物が多すぎる。とくに家具類。慎重になりすぎて決められなさすぎる。

そんな優柔不断をなんとかくぐり抜けて、わが家で今年大活躍してくれたものをまとめてみた。

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