初めてのロシア旅行は手探りの連続。
やっておいて良かった事前準備と、実際に行って気づいた現地での注意点を書いていきます。
事前準備
電子ビザの申請
入国20日前〜4日前までに忘れずにe-VISAを申請しましょう。詳細はこちらのブログが詳しいです。
注意点は、写真の規定が厳しいこと。白か青の単色じゃないと受け付けてもらえないのですが、この基準が厳しい。壁を背景にして撮影する時、壁に近づきすぎると影のせいで「白背景」と認識してもらえません。仕上げにLightroomアプリで白レベルをガッと上げるのがおすすめ。
ガイドブック
ネットで手に入る範囲の情報でも十分周れるサイズ感だとは思いますが、あると情報収集の効率が上がります。
一番近いヨーロッパ！初めてのウラジオストク！
- 作者: 山本タカフミ
- 発売日: 2018/11/08
- メディア: Kindle版
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Kindle本。Kindle Unlimitedで読めます。手作り感溢れつつも丁寧に抑えるべきところをしっかり抑えてくれていて、さらっと読めます。2泊3日程度なら十分。
大まかな旅程のイメージを掴み、細かい地図やお店の評判は別途ネットで詰める私のようなスタイルにはぴったり。
地球の歩き方 Plat ウラジオストク
17 地球の歩き方 Plat ウラジオストク (地球の歩き方 Plat 17)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
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友人含め現地ですれ違う日本人みんな持ってた。まず間違いなく外さないガイドブックだと思います。情報量たっぷりのため、特に滞在期間長めならこちらのほうが良さそう。
宿を早めに予約する
7〜9月のハイシーズンは特に注意。4月でもすでに9月の宿に予約が入り始めてました。直前にはほぼ満室状態。早め早めの予約が肝心。
私はBooking.com経由で海沿いのアパートメントを予約しました。
www.booking.com
とても良かった。オーシャンビューで、中心部も駅も徒歩で余裕。ミニマートも近所にあり、帰りがけに買って晩酌を楽しむのにも良かった。ロシアなのにLINEに繋がる爆速WI-Fi付き。
もしひとり旅なら、近未来感あふれるカプセルホテル・ゾディアックを選んでたと思う。
www.booking.com
SIMカードを購入する
SIMカードは事前にAmazonで買うのがおすすめ。じゅうぶん安いです。
私が買ったのはMegafoneの8GB・14日間用で840円。同じものは現在Amazonにはないもよう。
今ならこれを買っていると思う。
ロシア MegaFomeプリペイドSIMカード 6日 ４G・３Gデータ通信無制限
- 出版社/メーカー: MAXSIM
- メディア: エレクトロニクス
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SIM挿入→電話でコードを入力してから開通まで数分タイムラグがあるのでドキドキします。開通してしまえば快適。通信速度もまったく問題なし。テザリングもできて、複数人で分けても大量すぎるくらいに余りました。
タクシーアプリを使えるようにする
YandexとGettが2大タクシーアプリのようです。他にも町中ではUberや他系統のタクシーアプリも見かけました。
私が使ったのはYandex。（iPhone / Android）
すっごく便利です。
配車が爆速。特に空港周辺だとこの手のタクシーアプリが捕まりにくい所ってそこそこあるのですが、Yandexはそんなことなかった。
それに安い。空港から市中に行くのに、公式タクシーは1500ルーブルのところ、1100ルーブルくらいで行けます。
市中でも1km100ルーブルくらい。坂道が多くて足が疲れた時に便利。
難点は日本のクレジットカードが登録できなかったこと。ロシアSIM差しても無理でした。基本はクレジットカードだからか、3ルーブルくらいのお釣りは返ってこなかった。気にするような額でもないですが。
LINE以外のメッセージアプリ or VPNインストール
ロシアではLINEがアクセス制限されています。VPNアプリをインストールするか、Facebookメッセンジャーなど他のメッセージアプリを使えるようにしておくと良いです。VPNアプリはデータ漏洩の懸念があるものが結構あるみたいなので、メッセンジャーのほうがいいかも。
お酒を持ち帰るなら緩衝材の用意
グルジアワインやウォッカが安く売っています。ついつい買ったらワインボトルがスーツケースで割れて悲惨なことになりました。
持ち帰りたければ緩衝材の用意がおすすめ。市中では手に入りにくそう。2泊3日だからと服をケチって小さいスーツケースにしたら緩衝材が足りなかった。
翻訳アプリのオフラインDL
Google翻訳アプリをダウンロードし、ロシア語のオフライン翻訳データを落としておくと便利です。特にカメラ翻訳機能が便利でした。
なお、キリル文字が読めなくてもじゅうぶん観光を楽しめます。が、知っておくとより楽しいです。一度だけカフェの注文に役立ちました。
私が読み方を覚えるのにお世話になったのはこのサイト。
www.itskenn.com
あとはDuolingoという語学アプリのさわりだけでも遊んでおくと楽しい。
現地では、地名や店舗名と突き合わせて発音を解読しながら覚えていくと楽しいです。「読める……読めるぞ！」気分を味わえます。
現地での注意点
空港のキャパが小さい
入国審査も荷物チェックインも出国審査も並ぶ。来年ANA・JAL就航したら更に混みそう。
列にはなるべくスピーディーに並び、出発時は早めに空港来たほうがベター。小さいぶん、空港内の移動自体にはそんなに時間がかからないです。
日曜朝に営業するお店が少ない
朝ごはん難民になりやすい。平日でもあまり朝から開いているお店が無さそう。
Google Mapで10時開店と書いていても11時開店というお店にかなり遭遇しました。他の旅行記を見ていても8時9時開店といいつつ開いていないケースがちらほらありました。
10時から開いていたクレープの有名店ウフ・トゥイ・ブリンは朝から行列。
駅前の24時間営業ピロシキスタンド、ピラジョーチニッツァが美味しくフレンドリーで良かったです。
Yandexでの空港行きは「Vladiostok Airport」を選ぶ
到着地点として「Vladiostok International Airport」を選んではいけません。正しいのは「Vladiostok Airport」。検索結果をよ〜〜〜く見ると「Vladiostok International Airport」にはManagement company って書いてある通り、完全なる業務用施設に連れていかれます。
どうみても業務用の駐車場とどこを見ても閉じられた裏口だらけの建物しかない謎空間にドロップオフされてから嫌な予感。しかも、荷物持ってダッシュで行ける距離では全くない。本来の空港から3kmも離れてます。
私達はたまたま通りがかったオーロラ航空の業務用シャトルバスに乗せてもらって事なきを得ました。降りてさまよったのはたったの数分。超絶ラッキーでした。
解決が爆速すぎて、後から現実を認識して冷や汗かくタイプのトラブル。感謝してもしきれないとはこのことを言う。
ドライバーも一言くらい言ってくれれば良かったのにな……明らかにおかしいやろって。せっかく翻訳アプリで車内でお話してたのにな。なんて思いましたが、ほんとにドロップオフポイントの選定には気をつけましょう。
まとめ
トラブルも大事になる前に解決してしまい、全体的には本当にスムーズな旅でした。
魅力編に書いたとおり、ここ数年人気急上昇しているのは当然と思えました。一方で、これ以上人気出るとオーバーツーリズムの不安もあるな〜〜〜と思うレベルの人気ぶり。そんな私もイチ観光客なのだけど。
防寒してややシーズンオフめの時期狙ったり、電車で郊外散策したりするのもアリかも。ハバロフスクも気になるし、ご飯ももっと試してみたくなったし。極東ロシア、まだまだ開拓しがいがありそう。
気が向いたらもう少し旅行記らしい旅行記を書くかもしれません。
今日はこのくらい。
◯今日の過去記事◯
