先日、きんかん酒を漬けました。
レシピはこちらを参考に作りました。
金柑酒の作り方 - つくる楽しみ
作り方はいたって簡単。
- びんを消毒する
- きんかんを洗ってヘタを取る
- 拭いたきんかん・氷砂糖・ホワイトリカーをびんに入れる
たったのこれだけ。計量とかはしなきゃだけど、それにしたってシンプル。
今回はブランデーベースのホワイトリカーを使ってみました。きんかんに少しだけ穴を開けたので1,2ヶ月くらいでもう飲めるようになるはず。ちょくちょく味見して確認してみます。
果実酒を漬けたのはこれで2回目。以前はいちご酒を作りました。
これは2段階漬けして2ヶ月くらいでできあがりました。思った以上に飲みやすすぎてびっくり。
ラムレーズンも以前漬けました。
果実酒とは違うけど。少しずつ使ってたらなんだかんだ1年モノになりました。最初は辛くて失敗したかな……と思ってたけど、さすがに1年近くになるとしっかり味が馴染んでておいしかった。
果実酒びんは以前セリアで大小2個ずつ買い込みました。3つもカラの瓶があって、早くまた何か仕込みたいという気持ちでいっぱいです。
私が果実酒を漬ける理由
1.果実酒大好き
何より果実酒が大好き。おいしい。単純だけど、一番大事。
そもそも私は果実酒好きになる運命だった。
実家で毎年梅酒と梅干しを作っています。小さいころはよく実家の梅仕事を手伝っていました。ヘタをひたすら取って水気を拭いてました。その頃から、ずっと梅の実が大好きでした。特に黄色っぽく熟しかかった梅といったら、もう幸せのかたまりでした。桃のようで、桃よりもすばらしい香り。リラックスできるからと、用もなく寝る前に香りをかいでにやにやしながら布団にもぐりこんでました。
こんな調子で、20になるはるか前から梅酒を楽しみにしてました。飲めるようになったらやっぱりおいしくて。梅酒のほかにも、果実酒を次々試しているうちにどんどんはまってしまいました。
そんなこんなで、自分でも果実酒をつくりたくなってしまったのです。
2.単純作業のシンプルさ
手順はいたって簡単。だけど、作業量が少ないわけではない。
何十個もの果実を一つずつ、地道に洗ってヘタを取って拭いて……ってちまちました作業があるんです。
粗っぽくすると果実が傷む。何かをしながらできる作業ではない。そして、想像よりそれなりに時間がかかる。ともすれば一転「めんどくさい」ように見える作業。
でも、その単純さが心地いい。
綺麗な色したまるっこい果実相手にちまちま作業していると気持ちが落ち着いてきます。
ただ、びんの消毒だけはどうしたってめんどうなのは認めざるをえない。
レンジで消毒すると少し楽です。
- 洗剤で洗って流す
- お湯で予め温めておく(温度変化が急すぎると割れるかも)
- 軽く水気を切ったらレンジで様子を見ながら加熱(500Wで20~30秒ごとに確認)
- 熱々になってきたら取り出して冷ます
これなら煮沸消毒できるような大きい鍋を持っていなくても消毒できます。念には念を入れて消毒アルコールで拭き取るのもいいかもしれない。とはいえ35度くらいのホワイトリカー入れる時点でそう簡単にカビないと信じてる。
3.タイムカプセル感
私はいつも、仕込み日を書いたマスキングテープをふたに貼り付けます。
果実酒の出来上がりまでの所要時間はものによっていろいろです。数日でできるものから半年以上かかるものまで。
どれも、仕込んでいて「これが出来上がる頃には何をしているんだろうな」という気持ちになるんですよね。
どんな人たちと飲みたいか、どんなものを合わせて食べるのか、どんなこと話していそうか……そんなことちまちまと作業しながら考えてます。
まだ長くて数ヶ月でできる果実酒しか挑戦していないけど、ちょっとしたタイムカプセルを作っているような、そんな気分になります。
*
そんなこんなで、今度は何を作ろうか。旬の柑橘類もいいし、キウイとかバナナとかちょっと変わり種もいいし、なんならいちご酒2回目もよさそう。こんな調子で悩む時間もまた楽しいものです。
今日はこのくらい。