ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

ひとり外食はおいしくない

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わたしはほぼ毎日自炊のため、家の周りには行ったことないご飯屋さんがたくさんあります。
もうすぐ、今住んでいるアパートを引き払ってしまいます。その前に、自宅周辺のご飯屋さんを制覇しよう、そう思い立って行きたいお店リストを作りました。

ちまちま合間を見てひとりでご飯を食べに行き、リストを少しずつ消化しています。

そしたら、気付きました。

ひとりで外食すると、おいしくない。





「まずい」んじゃないんです。食べているものは確かにおいしい。おいしいはずなのに、「おいしくない」。なんとなく、物足りない気分が残る。
私の味覚の問題かと思ったら、先日人と一緒に行った時はちゃんとおいしかった。
やっぱり「ひとり」ってところに原因があるように思う。





どうしてひとり外食はおいしくないのかをぼんやりと考えてみる。






まず、つくる楽しみがない。
基本的に家でひとりご飯するときは自炊です。
お弁当とかお惣菜とかを買ってくる、いわゆる「中食」もたまにやりますけど、それもあんまりおいしく感じない。やっぱり、つくる楽しみには敵わない。

作っているあいだじゅう、「今日は上手くできあがるかな……」というドキドキ感がある。これがそのままひとり家ご飯のおいしさにつながっているように思う。
特に新しいレシピが成功したときはだいたい6割増しくらいでおいしく感じます。これは完成までのドキドキ感が大きいだけ、おいしさも増幅されているんだろうと思います。






そして、寂しい。

それも、ただの寂しさじゃない。家の中でひとり過ごす寂しさとは別モノのように思う
自宅っていうのは、周りに誰もいない、まるきり自分ひとりになれる空間。周りの目なんて何一つ気にする必要もない。

ご飯食べながらタブレットで動画見ようが、
唐突に食べたくなって冷蔵庫のスライスチーズをそのままかじろうが、
お風呂上りで髪が乾ききってなかろうが、寝間着だろうが、
なんでもOK。

確かに家に一人でいると寂しいけど。でも、いざとなったら歌うとか、音楽をガンガン流すとか、寝ちゃうとか、そういう強力な手段が使える。


外だと、違う。
周りに人がいるなかで、私だけひとりきり。

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そういう環境だと、寂しさがもやもやと心にのしかかってくる。
晴らす手段もない。

この、寂しさのもやもや感が、どうもおいしさを曇らせてるように思う。




外食、それじゃあおいしく感じない上に高いんじゃああどうしようもないじゃない……となりそうだけど、
外食で一番違うなって思うのが、洗い物がないこと。
食べ終わって、家に帰って、そのままやりたいこと・やるべきことに取り掛かれる。これは楽だな~と改めて思う。





もうすこしおひとりさまに慣れたらこの寂しい感じも晴れていくのでしょうか。
行ってみたいお店リストを眺めつつそんなことを思いました。

今日はこのくらい。