ここ数ヶ月でいちばん気の抜けた日々を送っている。
体調は相変わらず良好である。8時間も寝たら間違いなく元気になる。ちょっと前まで、寝れども寝れども回復しないかったことからすれば大きな違い。
けれども、ここ数年でいちばんの虚無感を抱えている。
ずっと関わってた仕事が打ち切りになってしまったから。
前回チャンスを逃した海外出張が改めて決まったのも、キャンセルになってしまった。
ただただ脱力。
今までやってきたことがパッと目の前から消えた感覚。
子ども時代の殆どの時間が詰まったハードディスクが消し飛んだ時と似た感覚。
ひとまず次の仕事は幸いわりとさっさと始まりそうだけれども、落ち着くまでには時間がかかりそう。
いっそ一気に目の前も見えないくらい忙しくなってしまえればいいのかもしれないけど、すぐにそうはならなそう。
今までやれていなかったことを落ち着いて消化する時間と考えれば、悪くないのかもしれないけど、ふわふわした虚無感がぼんやりとしんどくなる。
いつまでこのふわふわした感じが続くのだろうか。
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じゃあ何か気晴らしをしよう、と思っても、思いつかない。物欲がわかない。
あまりのお金の使えなさに真剣に悩んでいる今日この頃。
働きだして早10ヶ月。最初の頃は、一人暮らしできる資金を積み上げるのが目標だった。
それを超えて、いろんなタイミングを逃して一人暮らしはもう少し先かな、と思い始めて。そしたら行き場のないお金がガンガン積み上がっていった。
生活水準はほとんど学生時代と変わっていない。むしろ服や化粧品にかけるお金は学生時代のほうが上だったかもしれないレベル。
じゃあ、旅行にでも使うか、と思っても。なんだか、使える気がしない。
GWはインドのラダックに行きたいな、と思い始めて。
数万円を乱高下しまくる航空券価格を眺めて、考え込む。
GW開始終了ピッタリには行けないな、乗り継ぎも悪すぎるな、とか。
でも、前日に有給足すとかそんなことは許されるんだろうか、とか。
そもそもGW何やっているのか、前後にどれくらい忙しいのかも何もかもわからなくなってしまったな、とか。
でも、だったら先手必勝で予定入れてしまえばいいんじゃないか、とか。
そもそも、杏の花が綺麗なのは惹かれるけど湖が凍結してて行けない可能性が高いのなら夏休みに回したほうがいいんじゃないか、とか。
でも、10日間、日本にいてもそれなりに楽しいのかもしれないけれど、いつかどこかに行っとけばよかった、って後悔するんじゃないか、とか。
いろんな考えが脳裏をかすめて、どうしても航空券を買えない。
平時に比べて2倍以上の価格とはいえ、平時が安いし、現地物価も高くないし、20万円強くらいで航空券込みの旅費がまかなえる見込みのはず。
はずなのだけど、なんでこんなにお金が使えないんだろう。時間をフルに使える保証がないというのはあっても、まぁほとんどの確率で少なくともキャンセルせざるを得ないところまで行くようなことはないはずだろうに。なんでだろう。
そうやってモタモタしていたら、私は機会損失を積み重ねているんじゃないかという気持ちになる。
1年間で100万円貯めました! というと何やらすごいことに感じるけど,見方を変えれば100万円分の経験をする機会を失っているということか。
— なまずん🐠20代インデックス投資🐠編集者4年目 (@gameoftheweak) February 3, 2019
しかも,20代に旅行で100万円を使って得られる経験と,60代で旅行で100万円を使って得られる経験は違う。時期は早ければ早いほど価値が高い。お金って難しい
貯金の数字はあるに越したことはないけれど、
もしかしたら今はその時期じゃないだけなのかもしれないけれど、
何か、大切なものを失っていて、あとで後悔する羽目になったら。そう思ってしまう。
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去年の今日、私は中南米旅行に出発した。
アメリカ・コロンビア経由ペルー行き、約1ヶ月半の中南米旅に出発します……下手したら留学出発時並に緊張してる…… pic.twitter.com/1jnu92ubmD
— ざざいずみ (@zazaizumi) February 5, 2018
「卒業旅行はウユニ塩湖」と呪文のように唱えてきた。旅費総額40万近くになっても、その呪文をただ実行することしか頭になかった。
いまも行きたいところはつらつらと浮かぶけれど、「いつ行く」というような呪文として唱えられるような行き先がない。
海外行ってみたいところ
— ざざいずみ (@zazaizumi) January 12, 2019
ラダック(インド)
カイラス(チベット)
ジョージア
サントリーニ(ギリシャ)
ウラジオストク
サンクトペテルブルク
ロンドン
トルコ
香港
チェコ
ミャンマー
あのときの熱意の半分でもあれば。
虚無感のさなかで思う。
今日はこのくらい。
◯今日の過去記事◯
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