ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

一眼レフカメラを買いました。旅に1ヶ月連れて思ったこと。

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とうとう一眼レフカメラを購入しました。NikonのD5500。
買っていきなり中央アジア1ヶ月旅のお供にしてきました。買った理由や選定機種、買ってよかったことなどつづっていきます。



カメラを買った理由

スマホカメラの調子が悪い

オランダ半年留学中はスマホカメラOnlyで乗り切りました……が、ここへ来てカメラの調子が悪い。
レンズが傷つき気味なのか、レタッチかけても心もとないレベルに。

好きな風景をもっとキレイに撮りたい

夜景、夜空、明暗差の強い路地裏、星空、薄暗い建物の中。そういう私の好きな風景に限ってスマホじゃ限界がある。
「こういう時もっといいカメラがあれば……」と何回思ったかわからない。

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モロッコ・サハラ砂漠の星空(のつもりだった)


今こそ買わなければというタイミング

留学中にも「もっといいカメラがあれば……」と後悔たらたらだったのなら、中央アジア1ヶ月ならさらに悪化しそうだと思った。冬もまた卒業旅行とか行くのならその練習も兼ねてカメラに今から慣れておくのは良い手だと思った。

しかも、私が欲しいと思った機種がちょうど型落ちで在庫切らしそうなくらいのタイミングなのも背中押しになった。



買ったもの

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本体: Nikon D5500BK
レンズ: SIGMA ズームレンズ Contemporary 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM ニコン用 APS-C専用 884550


どちらも新品購入。いわゆる付属のキットレンズは買っていません。

買うまでの思考回路

一眼レフ v.s. ミラーレス v.s. コンパクトデジタルカメラ

「せっかく買うなら一眼」っていう雑な切り捨てというか思い込みで一眼レフに。ミラーレスも画質的にはほぼ変わらなくなっているそうですが、ここに関してはもはや勢い。

フルサイズ v.s. APS-C

補足しておくと、カメラの「目」にあたるセンサーのサイズの違い。いきなり最初からミドル〜ハイエンドモデルのフルサイズ機種も考えなくはなかったけど、重さと値段が段違いすぎて厳しいと判断。ひとまずセオリー通り初めてはAPS-C機に。

メーカー・機種

一眼レフなら二大メジャーどころのNikonかCanonにしようと考えてました。一般的によく言われてる「風景が得意なのはNikon」というのを参考にしつつ、

  • 重すぎない
  • 大きすぎず持ちやすい
  • 無線転送機能あり

の性能を満たすもので挙がったのがNikon D5500*1でした。手の小さい私でも扱いやすいホールド感が決め手。

レンズ

キットレンズの軽さも魅力だなと思いつつ、なにかもうワンランク上のレンズ最初から買ってみたいなと思ったのです。

で、あちこちでおすすめされていたので買ったのがこのシグマの17-70mmレンズ。

決め手は次の通り。

  • 画質に定評あり
  • そこそこ広角で広い範囲が撮れる
  • 寄ってマクロ撮影もできる
  • 「旅行に一本持っていくならこれ」というレビューを複数回見かけた

買ってよかったこと

めちゃくちゃ広い範囲が撮れる

中央アジアの建築物は基本的に巨大。

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国営石油会社カズムナイガスのオフィス(カザフスタン・アスタナ)



もちろん自然も広大。

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キルギス・アルティンアラシャン

そんな環境で広角寄りのレンズは大大大活躍。ここで構えてここまで入るんだ……と感動しきりでした。


マクロの楽しさ楽しさ

ズームレンズだけど寄って背景ぼかすTHE一眼な写真も撮れます。

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カザフスタン・アスタナの花壇


中央アジアは花がきれいだった。花壇の花や高山植物を撮りまくってました。

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キルギス・アルティンアラシャンへの道中

この写真はあまりキレイにぼけてないかも。だけど、私としてはこれでも楽しい。


夕焼け・夜でも撮れる

スマホだとぜんぜんダメダメだった夕焼けや夜の風景も撮れます撮れます。

夕焼けの赤がほんのり残っているさまとか。

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ウズベキスタン・ヒヴァ


山奥で見た星空とか。

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キルギス・アルティンアラシャン

三脚なしでも工夫したらここまでなんとか撮れる。感動。


気になること

重さとサイズはやっぱりそこそこある

軽めの機種とはいえ、本体(470g)とレンズ(465g)合わせたら935g。やっぱりそれなりに重さがある。
サイズもそこそこ。日常使い女性もののバッグでこのカメラをパッと入れられるものってそんなにないな……と気づく。

首掛けで持ち運ぶぶんには滑り止めつきのストラップ使うとちょっとラク。海外使用時の防犯も兼ねてメーカー名のないものをチョイスしました。


明暗差強い風景はコツがいる

スマホよりも断然明暗差のある風景には強くなったものの、それでも逆光や真昼間の強烈な明暗差は何も考えず撮るとイマイチ。この点はまだまだ勉強中。
アクティブ-DライティングやHDR、RAW撮影やマニュアル露出……といった機能を組み合わせてあれこれ試行錯誤してます。

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トライアンフ・アスタナ(アスタナ・カザフスタン)

これとか典型的な逆光対策のHDR写真。明暗差の強い部分(建物の輪郭あたり)にハローというオーラのようなものががっつり出てます。


ピントが甘い?

若干目で合わせたよりもピントがずれる気がする。風景系だとあまり気にならないけど接写だと気になる。
一回落下事故を起こした後遺症の可能性大かな、と……。保証期間内なら無料で調整できるらしいので近いうちに出してみるつもり。




やっぱりカメラは奥深い

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土産屋のルームソックス(ウズベキスタン・ヒヴァ)

スマホカメラといちばん意識面で変わったのは、「見た通り」「記憶通り」に撮れないとき「カメラの限界」のせいにするんじゃなくてじゃなくて、「わたしの腕」のせいにするようになったこと。


以前こんなことを書きました。

だから良いカメラが欲しい!それは当然の気持ち。

だけど、その気持ちは良いカメラを持ったとしても変わらないのかもしれない。
むしろもっと悪化するかもしれない。
次々と良いレンズを求め出す、いわゆる「レンズ沼」にはまるとか。

そうやって求め続けた先に、
結局、一番最後に行き着くのは「目」と「記憶」なのかもしれない。
良いカメラが欲しいようで欲しくないようなぼやき - ザザイズム

でも、今のところはレンズ沼にハマるより、むしろ「いまある道具でどれだけできるか」を突き詰める段階。
スマホカメラもさんざん使い倒してきたのだし、このレンズ一本でもめちゃくちゃ突き詰められそう。レタッチの幅も広がったし、道具沼にはまるより前に勉強することが山積みすぎてそっちのほうがよっぽど沼。


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モスクの回廊(ウズベキスタン・ブハラ)


新しいことを学ぶ沼ほど楽しみなことはない。
しかもこれがまた一個学ぶとすぐ使えるタイプの学びが多い。もう数年後にはもっとうまくなっていると信じたい。


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宿のねこ(キルギス・カラコル)


そんなこんなでブログの写真も今までよりグレードアップしてまいります。

今日はこのくらい。



◯今日の過去記事◯
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*1:最新型はNikon D5600。ただ、D5600とD5500は無線機能周りの変更ぐらいで画質的な面は変わっていないということで一代型落ちのD5500を選択。