ザザイズム

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ドロステココアは幸せの味。ココア大国オランダの冬を楽しむ

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オランダはまた一段と寒くなり、温かい飲み物が欲しくなってきました。

実はオランダはココア発祥の地。
かのバンホーテンココアで有名なバンホーテンの創業者、カスパルス・ファン・ハウテンさんが初めてココアパウダーを製造したんだとか。

そんなココア大国オランダならではのココアをエンジョイしてます。



コーヒーより紅茶よりココア派の私にとっては、

端的に言って、天国。




なんせ、カフェでもココアの普及率は高い。

小さいカフェでもコーヒー・紅茶に並んでココアがメニューにある率が日本に比べて断然高い。
ただ、「ココア」じゃなくて「チョコレート・ドリンク」として表記されている。
ヨーロッパではこの二者を基本的に区別しないんだとか。





ただ、さすがに無糖ココアはなかなか店では見かけない。
www.zazaizumi.com



自分で作るしかない。

というわけで、さっそくココアパウダー買ってきました。




どうせなら日本で手に入にくいものをと思いチョイスしたのがこれ。
ドロステ・ココア・パウダー。

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ドロステは150年以上の歴史を持つオランダを代表するチョコレートメーカー。





このパッケージ、絵の中にさらに同じ絵が……と合わせ鏡のように永遠ループする柄になってます。

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こういった無限ループする構図をドロステココアにちなんで「ドロステ効果」と呼ぶそうです。

ちゃんとパッケージにも説明が書いてある。
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尼僧の女性がドロステ・ココア・パウダーのパッケージに登場したのは1990年のことです。この画はスイス人画家ジャン・エティンヌ・リオタードにより描かれた「チョコレートを運ぶ娘」*1に着想を得ています。このパッケージのように、絵の中にそれ自身の絵が繰り返されているような絵は「ドロステ効果」として世界中で有名です。

 


たとえばこんなのも「ドロステ効果」。目がチカチカしてくる。
iDroste






日本じゃいつもレンジで全部作っちゃっていたのですが、こちらの寮はレンジがない。

正統派のやり方通り、鍋で作ってみました。




大さじ一杯よりちょっと多いくらいのお湯を温めてココアを投入する。

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パウダーの粒子が細かくてさらさらふわふわしてる。



よーく練り練り。

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めちゃくちゃいい香り。幸せな香り。



牛乳や豆乳を入れて温めたら、完成。

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幸せをまるごと詰めこんだような味。


ほへぇ〜〜〜、
とあさっての方向見てぼーっとするくらいの多幸感。


コクがあるけどとっても丸っこい。リラックス効果抜群。
砂糖なくても全然いける自然な甘さがある。ココアの量をだいぶ増やしてやっとビター感が出てくる。
無糖ココア入門にはピッタリだと思う。






寮の小さいカップじゃ足りないのでちょっと大きいマグカップ買ってきました。

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どうせなのでマーストリヒト柄のマグカップ。





こっちだと常温保存牛乳も安く売られまくってるし、ストックさえしておけばいつでもすぐ飲めるのはすばらしい。

今度は特濃ミルクを使うこちらの作り方試してみようかなと思う。

www.london-tearoom.co.jp






何より、安い。


ドロステココア、Albert Heijnというスーパーで250gあたり2.9€くらいで買える。
日本で有名な森永ココアと比べると約半額。
日本で入手しようと思うと1000円くらいと3倍以上もする。

ドロステ ナースココア箱入 250g

ドロステ ナースココア箱入 250g



パッケージもレトロでかわいいし、オランダおみやげにもおすすめ。
帰国時は買い占めて帰ってこようと思う。




今日はこのくらい。



◯今日の過去記事◯
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*1:実際の絵はこんな。
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出典: Wikimedia Commons