先日、京都にひとり旅してきました。紅葉のピーク時。
いくらインバウンドがないとはいえ、とんでもない混雑だろうと思ってた。でも、あれこれ逆張りした結果、予想よりもはるかに快適に楽しめました。その時の印象深いところをピックアップして書いていきます。
嵐山にて
7時前の電車に乗って嵐山に行き。天龍寺の早朝開園や竹林の小路や嵐山公園の紅葉をさっそく楽しみにいく。
この時間帯、人はいるにはいるけれど、気になるほどでは全くなかった。良き朝散歩。早起きしたかいがあった。
9時開園アタックで宝厳院と、予約していた祐斎亭に向かい。
午前11時前には駅前と有名な渡月橋にもりもり溢れる人たちを尻目に逆方角ヘ向かい。11時開店のカフェに飛び込んだら12時からは予約満席だけどそれまでならOKと言われて美味しいおばんざいランチをいただき。
宝筐院を雨宿りしつつ巡り。
13時半頃には嵐山を脱出していた。
午後は銭湯とカフェでグダグダし。551の肉まんで夜を済ませてから永観堂のライトアップへ。全くバスが来ず雨を押してシェアサイクルで向かい、着いたのは閉園1時間前頃。まったく待たずに入園して閉園時刻まで楽しむ。
そんなこんなで、朝早くか夜遅くに動き回っていた。人はいるにはいても、うんざりしきるほどではなかった。
思い出したのは中央アジア旅行。かの地は暑すぎて、歩き回るなら朝一と夕方以降が良かった。そのときのペースに似ている。
難点はめちゃくちゃ疲れること。朝早く夜遅いから当然。宿連泊して昼寝できるようにするべきだった。宿渡り歩くならせめて各日歩きまわりたい近くのエリアに宿を取るべきだった。銭湯でのHP回復もとても良かったけれど。
京都ひとり旅ならシェアサイクルおすすめ
今回交通手段のメインに据えたのがシェアサイクル。めちゃくちゃ便利だった。
pippaというシェアサイクル。
pippa.co.jp
特に京都中心部はたくさんステーションがあって乗り捨てが捗る。地下鉄・バス一日券を買わなくても良いくらい。一日券はなんだかんだでカバー範囲が微妙だったりするし、ちょっとの距離なら遅れがちなバスを待つより断然早いし、レンタサイクルの相場より安い。タクシー使うほどでない一人旅には強力な味方。
しかも楽しい。京都の町中をチャリで走るのは地元民目線っぽくて味わいがある。住宅街に混じって歴史のありそうな町屋や小さなお寺が現れるのは自転車でゆく路地裏ならではで楽しい。原付にするかも迷ったけど一方通行が多すぎて一見さんかつ繁忙期だとつらそうだった。
ただ、山に囲まれた京都。清水寺なり少し周辺部にいくと一気に坂道が増えてきつくなる。嵐山エリアには全然乗り捨てポイントがなくて使いにくい、雨が降ると非常に寒い、など難点もあるにはある。でも乗り捨てられる分、平坦な市中はシェアサイクル、坂上は交通機関、と気軽に使い分けられるから便利。
京都は良いところ
かくして、昼よりも朝と夜、バス電車より自転車で逆張った結果。意外なほど混雑ピークの京都を快適に楽しめた。
京都は良いところだった。こんなド繁忙期でも、中心地からほんの少し行くだけでびっくりするほど人気の少ないエリアにたどり着けた。京都御苑とか、朝の嵐山公園亀山地区とか、鴨川とか。人混みを見に行くようなことになるかと覚悟していたけど、思いの外一人きりの時間を楽しめた。東京って、年がら年中京都の繁忙期みたいなものでは???と思った。
東京の川ってなんかいまいち気が晴れないんだよな、人が多いからかな、と思ってたけど。いかにも洪水絶対起こさないマンといったコンクリートガッチリの河川敷が与える印象ってけっこう大きいんだろうな。そんなことを鴨川の広々と草に覆われた河川敷を見て思った。防災は防災で確実に大切ではあるけど、ね。
京都、とても良かった。今度は新緑の時期とかもう少し人の少ない時期にも行ってみたいなと思いました。原付にもチャレンジしてみたい。京都はバイクフレンドリーな町のようで、駅前のめちゃくちゃ良い立地にバイク駐車場があったのにびっくりしたし。
そんなこんなで、今日はこのくらい。
◯今日の過去記事◯