「卯の花(おから煮・おからの炊いたん)」を毎月1~2回は必ず自炊で作ってます。
自炊よくするよ、という話をすると、「得意料理は何?」と聞かれる。
少し困るけど、「一番よく作る料理」、って意味なら間違いなく「卯の花」。
こう答えるとたいてい、「?」って顔される。
「あの、おからですよ、いわゆる」
そういう説明を必ず加えるけど、やっぱり「?」って顔される。
まぁそりゃそうだろうなと思う。
正直言って、
「ウノハナ」なんて聞いてもピンときにくい。
これが「さば味噌」とか「肉じゃが」だったら「おー!いいね〜」とか返しやすいんでしょう。
卯の花なんて、地味だし。お総菜コーナーの隅っこにあるかないかの存在。
「?」となるもの仕方ない。
そんな卯の花、私は月1ペースくらいで作ってます。
で、それだけしょっちゅう作るのにはそれなりの理由がある。
私が卯の花をつくる理由
安い
総材料費は400円もしない。
私が一番良く作るレシピの材料はこんな感じ↓
おから | 300g | 100円前後 |
にんじん | 半分~4分の1 | 2~30円 |
干しシイタケ | 3枚 | 100円前後 |
鶏肉 | 50g | 20円 |
牛乳 | 200ml | 100円弱 |
子ねぎ | 適度 | 10円程度 |
油揚げ | 1~2枚 | 2~30円 |
ざっと多めに見積もっても390円。
これでとんでもなく大量にできあがります。4~5人前はあるかな。
少量で満足感あるので、実質的にはいったい何人分くらいになるのかわからない。
簡単
まず失敗しない。
ちょっとうかうかしてたら焦げた!とか、火を通しすぎた!とか、そういう失敗とは無縁です。
具材を切ってめんつゆや白だしで茹でて、
その間におからを炒って、
フライパンで具材+茹で汁+牛乳を合わせて少し火を入れるだけ。
「得意料理」と称すにはちょっと恥ずかしくなるくらい簡単そのもの。
ちょっと分量違ってたっておからは受け入れてくれます。圧倒的包容力のある食材です。
健康にいい
低カロリー低糖質。タンパク質と食物繊維がたっぷり。
それでいて腹持ちが抜群。少量でもお腹がめちゃくちゃふくれます。
冷凍できる
冷凍でかなり日持ちします。ゆっくり少しずつ消費できるのはほんとうに便利。解凍しても質はあまり変わらない。
逆に冷蔵ではそんなに日持ちはしないと思います。特に牛乳入りレシピだとあまり長々と冷蔵保存するのはちょっとコワイ。
解凍した時に汁が出てべちゃべちゃにならないのもポイント高い。お弁当にも入れやすいです。
ひじき煮とか切り干し大根の煮物もよく作るけど、どうしても煮汁がべちゃーっと出てきてしまう。
アレンジの幅が広い
アレンジの幅はとにかく広い。
牛乳の代わりに豆乳を入れるもよし。
めんつゆの代わりに白だし使うもよし。
バターやコンソメと、ベーコン・玉ねぎ・ミックスベジタブルで洋風にするもよし。
中華だしで中華風にするもよし。
マヨネーズ和えにするもよし。
具材も、何でもオッケー。
おから少ない時はひじきもがっつり入れるとおいしい。
干しエビなんか入れても良い。
入れたことないけどごぼうや長ネギもおいしいらしい。
冷凍しないならこんにゃくも定番の具。
こんなふうにくるくるアレンジしていけば、月1どころか月2くらいで大量に作っても全然飽きないです。
おいしい
やっぱり、おいしくなきゃこんなにしょっちゅう作ってないです。
濃すぎない薄甘さで、あらゆるおかずに合わせやすい。
外ではなかなか食べられない、自分で作るからこその優しい味。
それに、小腹が空いたときにも気軽につまめる。万能。
ちなみに、冷ましたほうが味が落ち着いて好きです。
難点
リメイクしにくい
大幅にリメイクするのはちょっと手間かかる。
片栗粉と混ぜて焼くとか、ハンバーグに混ぜるとかがメジャーみたい。でも、ただのおからと比べたらかなりアレンジの幅は限られるし、若干手間暇かかる。
matome.naver.jp
とはいえ、リメイクせずとも飽きもせずに全部食べちゃうのであまり大きな難点でもないかな。たまにマヨネーズ混ぜるくらい。
レシピ
一番お世話になっているレシピはこちらです。牛乳入りは最強。
cookpad.com
「おから=パサパサ」なんてイメージを根こそぎ吹き飛ばしてくれます。私はたいてい常備してある常温保存可能牛乳を1パック一気に入れます。
- 出版社/メーカー: 森永乳業
- メディア: その他
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ポイントとしては、おからパウダーより生おからのほうが断然おすすめです。パウダーはどうしてもしっとり感が落ちる。パウダーはお菓子つくりとかハンバーグに混ぜるとかそういう脇役的なものにはいいと思うけど、主役にするならやっぱり生が断然いい。
生おから自体も実は冷凍できちゃいますし。
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こんな最強なのにいまいちマイナーな卯の花。もっと脚光浴びて欲しいなと思うのでした。
今日はこのくらい。