ここ数日毎日のように悪夢を見ます。
それも、ただの悪夢じゃない。
「現実味」のある悪夢。
もともとあまり夢を見る体質ではない。
見たところで、起きてもあまり覚えてない。
あまり知り合いが登場しない。
登場したとしても、視界の端っこにチラっと出演するくらい。
そんな私に起きた異変。
数日前から、夢を毎日のように見るようになった。
ストーリーが荒唐無稽なのは変わらないけど、
「現実味」がものすごく濃い。
昨日は祖父がもう一回亡くなりなぜか台湾でお葬式するべく準備する展開。
その前の夢はとにかく踏んだり蹴ったりの展開。
知らないうちに誰かに食べ物を持っていかれたり、
荷台引きを押し付けられそうになったり、
なぜか留学先の授業と日本でとってた授業の時間割が被って焦ったり、
日本の大学の友人に強烈な人格否定を叩きつけられたり。
現実の出来事と部分的にはっきり交差してる。
祖父の葬式をしたのはつい2ヶ月ほど前の現実。
人格否定のきっかけ、根拠として言及されたのは私の過去に実際あった話。
留学先の授業も、日本の授業も両方自分が現実に受講してる/受講してた授業。
もちろん、
祖父が二度亡くなるわけないし、
私の昔話を知ってるはずないはずだし、
オランダと日本と両方の授業を一個の時間割に収められるわけない。
だけど、
それらまさに現実の要素がやたらと「現実味」を醸し出して、
やたらリアルな焦り、絶望、悲しみの感情に駆られた。
しかも、感情の感触が起きても残ってる。
特に人格否定の夢のときはひどかった。
最悪の目覚め。朝食食べても抜けないレベル。
本当の本当に夢でよかった。そう自分に言い聞かせてやっと立ち直るレベル。
リアルな悪夢見る原因を調べたら、
ストレス、寝具が合わない、などがあるそうで。
心当たりありまくり。
プラス、ルームメイトのほうが早起きだから無意識のうちに二度寝してるのかもしれないなと推測。
落ち着いて気持よく目覚めたい。
夢見る間もないほどくたくたなるまで運動するとか、
ストレスの原因に具体的に対処していくとか、
そのくらいしか思いつかないけど。
夢のような現実
マーストリヒトに来て、見たこともない光景にばかり囲まれる中。
「この光景、いつかの夢で見たことある気がする」
そんな感覚になることが時々ある。
広場を囲む建物。
寮の近くにある裁判所だそうな。
マンション。
自転車でうろうろしていたらたまたま見つけた光景。
こういった光景を、いつかの夢で見たような気がする。
どんな夢に出てきたかは思い出せない。
思い出せたとしても、光景自体はきっと全然似ていない。
日本で似た場所を見たことあるせいか?と記憶を辿っても思いつかない。
でも、「空気感」に既視感を覚える。
「既視感」というより「既空気感」とも名付けられそうな感覚。
長らくこういう感覚、すっかり忘れていたように思う。
遡れば私、
もともと空想にふけって生きるのが好きな人間だった。
だからこそ、
「現実」に「夢」が入り込む感覚、
「ここ」に「ここじゃない何か」を見出す感覚、
そういったものに対して名前のつけようのない、独特の感情を抱くのかもしれない。
昔のように空想にふけってみたところで、
今日はこのくらい。