ザザイズム

都内某所に生息するSE5年目。2016年夏〜2017年冬にオランダに半年留学してました。日常で考えたことや旅行記などつづっています。

トルコ3週間、女ひとり旅のまとめ(2022年10月):旅程・ルート編

トルコを約3週間(2022/10/6~10/29)かけて旅行してきた。
旅程をどう組んだかの振り返りを、旅程や移動のアドバイスとともにまとめてみる。

内訳

滞在日数は21泊24日。

トルコ国内の宿泊場所をまとめるとこんな感じ。

  • イスタンブール(前半)1泊
  • イスタンブール→サフランボル夜行バス1泊
  • サフランボル2泊
  • ギョレメ(カッパドキア)3泊
  • カイセリ→ディヤルバクル夜行列車1泊
  • ディヤルバクル2泊
  • マルディン2泊
  • シャンルウルファ3泊
  • ガズィアンテプ2泊
  • イスタンブール(後半)4泊

前半はイスタンブール・カッパドキアの定番都市にサフランボル+アマスラを加えてバスで巡り。後半は南東部に足を伸ばした。初手は夜行列車で移動。ディヤルバクル・マルディン・シャンルウルファ・ガズィアンテプをバスでつなぎながら周遊。国内線で一気にイスタンブールに飛び、アジア側のローカルエリアでゆっくり過ごして締めた。

宿泊したのは7箇所。日帰り含めると訪問した町はもっと多い。そりゃあ疲れるわなという数。
でも見返すだに削れると思える都市、ない。むしろ行けなかった場所のほうが思い浮かぶ。おそるべしトルコの見どころ量。



旅程ポイント(トルコ全体)

アフターコロナだからといって特別なことはほぼない

2022年10月段階、トルコに行った分には特別な手続きはほぼ必要なかった。町歩きもコロナ前の海外旅行の感覚と同じ。混雑具合も完全にコロナ前。

特別な手続きといえば帰国便搭乗時にワクチン3回証明書と、日本入国時にMySOSを用意して見せるくらい。必ず自力で最新情報を調べておくこと。

2019年の地球の歩き方から大幅に変わった内容もなかった。イスタンブールのサビハ・ギョクチェン国際空港にメトロが通ったくらいかな。店の閉店情報とかは都度ネットで最新情報を確認しておいたほうがいいかも。

インフレ(+円安)のほうがよっぽど変化としては強烈で、たいていのものは2019年段階の値段からトルコリラ建てで3倍、日本円建てで1.3~1.5倍はする。


バス検索サイトは便利

トルコの長距離移動の主役はバス。ObiletNereden Nereyeというサイトで経路検索と空席の埋まり加減を確認できる。扱っているバス会社が微妙に違うので両方見ておくと良い。

サイトやアプリからネット予約もできて便利。夜行バスでいい席が欲しかったり、空席を見て埋まりが早かったりした場合にだけ予約した。外国のカードと外国の電話番号だとできない説があったけれど成功。
ネット予約するならObiletは予約手数料がないのでおすすめ。Nereden Nereyeは予約手数料がかかったので予約決済まで使わずじまい。
機械翻訳できるから基本サイトから予約したほうが楽なはず。慣れてきたらObiletのアプリをよく使っていた。

とはいえ、たいていの路線は直接バスターミナルでチケット取れば十分。欲しいバスの検索結果を予めスクショして見せると話が早い。そうでなくても行きたい地名連呼しておけばだいたいなんとかなる。

都市間移動の所要時間は多めに見積もっておく

都市間バス(所要時間2~3時間以上)はだいたいその都市の中心地につくまで表示時間の+1時間半は最低でも見込んだ方がいい。ちょっとした国内線並に移動時間の前後時間が要る。

バスの遅れで+1時間はよくあった。長距離バスターミナル中心地に移動するまでにスムーズだと30分、バス捕まえるのにまごついたりバス少ない時間帯だと1時間。あっという間に+2時間くらいが経つ。新しい町の市内交通カード手に入れたりするイベントがあることも。

こう移動に時間と手間がかかると、連泊せず1泊で移動とかはかなり面倒くさく感じるのでおすすめしない。日帰りできる場所はなるべく日帰りして拠点型の旅程にしたほうが良さそう。


国内線をうまく活用する

国内線はそこまで高くないので適度に活用できると良さげ。
ただし地方空港とイスタンブールやアンカラを結ぶ便がメイン。地方空港と地方空港結ぶ便は少なくて高くなりがちなので注意。

私が調べたときだと、イズミル→イスタンブールが前日予約でも6000〜7000円、1週間前なら4000円からあった。
私が乗ったガズィアンテプ→イスタンブールは1週間前予約で6900円とちょっと高め。ただ距離も時間もイズミルの1.5倍くらいなので妥当。ここまでくるとバスですら530リラ≒4240円で16時間前後かかることを考えれば国内線一択。

よく聞くのがイスタンブール→カッパドキア周辺(ネヴシェヒルorカイセリ)便が埋まりやすいこと。特に夏は需要と本数が釣り合っていないとか。この区間を取りたければ早めがおすすめ。


旅程ポイント(各エリア別)

イスタンブール

イスタンブールは何泊しても足りない

イスタンブールは見どころが多すぎる。The観光地なヨーロッパ側の旧市街・新市街の他にも魅力的なエリアがいっぱい。エディルネとか近郊日帰りできるエリアも多々ある。限られた日程なら興味に応じて予め絞り込んでおくと良い。

イスタンブールの観光日合計6日をこんな配分で周った。

前半(ヨーロッパ側 旧市街泊):

  • 1日目:ヨーロッパ側 旧市街(トプカプ宮殿、アヤ・ソフィア)
  • 2日目:ヨーロッパ側 旧市街(地下宮殿)、新市街(ドルマバフチェ宮殿、オルタキョイ)

後半(アジア側ユスキュダル泊):

  • 1日目:アジア側(クズグンジュック、ウスキュダル)
  • 2日目:アジア側(カドゥキョイ)
  • 3日目:ヨーロッパ側 旧市街(グランドバザール、エジプシャンバザール、周辺のモスク)、新市街(カラキョイ、オルタキョイ買い物)
  • 4日目:ヨーロッパ側 新市街(ニシャンタシュ、タクシム、イスティクラル通り、ガラタ塔)

もうちょいスピーディーに回れば旧市街は1日でも回りきれると思う。混雑しない曜日を選んで朝早めに行動開始すれば。

日程に余裕があれば、観光ド中心地から離れたエリアを散策するのを強くおすすめ。
特にアジア側のクズグンジュックが良かった。かわいい木造家屋とカフェのテラスが延々と立ち並ぶ並木通りの雰囲気が最高。




イスタンブール空港から市内までは遠い

イスタンブール空港から市内中心部までがとにかく遠い。私のときはバスで75分前後かかった。混むと100分かかるとか。成田より遠い。しかも旧市街行きのバスは混雑しやすいみたい。おまけに交通規制でバス停が時間帯により終点の1つ前とかまでしかいかないことがあった。私のときも時間ずれてたら一つ前のバス停で降ろされていたはず。地下鉄を空港まで延伸するらしいけれど工事が延期を重ねているもよう。

つまり、わりと不便な空港。時間効率を上げたいなら空港から直接バスターミナルに行くか国内線に乗って距離稼ぐのはアリだと思う。特にイスタンブール空港から国内線乗るなら一度市内出るのは時間ロスがすごそう。

私の場合は夜行バスに乗りたく、夜行便からの夜行バスは流石につらいと思い1泊した。結果、ほぼ丸2日イスタンブールを回れて満足感があったのは確かだけど。短期旅行なら初手で距離を稼ぐのが有効だと思う。


訪問曜日に注意

イスタンブールは特に訪問スポットの曜日事情を調べた方がいい。

アヤ・ソフィアは金曜午後行くと礼拝ですご~~~~く待たされる。15時くらいに行って上写真の行列がアヤ・ソフィアからかなり離れた場所にまで届いていた。進みは早いものの礼拝のため途中で入場ストップ、けっきょく1時間近く待った。
定休日系も注意。トプカプ宮殿は火曜定休、ドルマバフチェ宮殿は月曜定休。
都合が合えば曜日限定開催のマーケット系に足を伸ばすのもあり。オルタキョイの週末限定マーケットが良かった。


サフランボル・カッパドキア

サフランボルはコンパクト

サフランボルは小さくて統一感のある町で周りやすい。夜行バスで朝着なら2泊でアマスラ日帰りも十分に可能。1泊でも中心地を巡るだけなら十分なはず。


カッパドキアは意外と短くても楽しめそう

カッパドキアは地上から気球見て主要な場所周るだけなら丸1日あれば周れるはず。ハイキングや地下都市訪問するなら丸2日から。現地飛び入りで気球乗るなら予備として3泊くらいはあったほうが良さげ。

私はギョレメに3泊、観光日は実質丸2日+朝気球で大満足。正直「奇岩慣れ」する。どこもかしこも岩パラダイスすぎるので3泊もすると絶景慣れしてしまう。



南東部(ディヤルバクル・マルディン・シャンルウルファ・ガズィアンテプ)

南東部は面白い、最低限のトルコ語単語覚えておくと良い

カッパドキアの後、地中海沿岸に行くか南東部に行くかめちゃくちゃ迷っていた。最終的に南東部に決めた。結果、すごく良いところだった。トルコ西側よりもずいぶんと中東寄りの雰囲気になる。世界最古の遺跡もあれば、各民族の交錯した歴史ある教会やモスクも楽しめる。物価が安く、どこもバザールの雰囲気が濃厚で良い。イスタンブールのグランドバザールが物足りなくなるレベルで気に入った。ご飯も名物まみれでおいしい。アジア人観光客がいなさすぎて目立つ分、親切にしてもらえること多々。

治安も思いのほか良かった。日本の外務省渡航情報ではレベル2~4に位置する都市ばかりなのだけど、2022年現在では観光客目線だと比較的安定しているように見えた。イギリスの外務省渡航情報のほうが実感に合っていると思う。

スリ系の治安不安もなく、その点はむしろイスタンブールあたりよりずっと平和に見えた。ニュースを掘るとクルド人アーティストが一時拘束されたりといった記事は見かけたので、中央政府との対立関係自体は続いているもよう。

一人旅で別に地中海リゾート三昧するのもなぁ……と思うなら、南東部の旅はおすすめ。

ただ、旅の難易度は上がる。英語通用率が非常に低い。情報が少ない。行きたい場所への市内バス番号すらわからないことはよくある。ひたすら来るバスに行きたい場所聞きまくるしかないこともよくある。でも現地の方々めちゃくちゃ親切なので意外となんとかなる。アジア人いなさすぎて超目立つのでみんな気にかけてくれる。

南東部周るなら最低限のトルコ語覚えておくと便利。挨拶のほか「いくら?(ネ・カダル)」「○○に行きますか?(○○ダン・ゲチェル・ミ)」あたり。地球の歩き方とこちらの記事が大いに参考になった。
ca-voir.com

トルコ語の数字も覚えておくと役立つ。値段もだけど、バス番号聞き取れると便利。1から10まではこの子供向けの数字ソング流して覚えた。
www.youtube.com


春と秋がハイシーズン

トルコ一般には7~9月のバケーションシーズンが混むと言われているけれど。南東部は夏暑く冬寒いので春と秋がおすすめ。特に夏は40℃超え連発の猛暑。
国内観光客も春秋に集中するようなので、特にマルディンあたりは土日に当てないほうが宿が取りやすい可能性が高そう。


シャンルウルファとマルディンはやや長めの日程でも良い

個人的な感想だと、南東部で見どころが多く、かつ日帰りで足伸ばせる観光地が多いのはシャンルウルファとマルディン。この2箇所は3連泊くらい取っても良いと思う。マルディンは物価高いからちょっとつらく2泊にしたけど、町の雰囲気が気に入ったのも相まってもう1泊したかったと思えた。

ディヤルバクルとガズィアンテプは2泊もすれば周れる。観光スポットはけっこうコンパクトなので、元気があるなら日帰り~1泊でもたぶんなんとかなる。ただし先述の通り連泊しない移動続きはけっこう面倒だし、名物もたくさんあるので2泊は欲しいかな。


安宿が少ない、Airbnbも検討価値あり

南東部はいわゆる安宿が少ない。ビジネス系っぽいホテルか、マルディンあたりだと観光向け中級~高級ホテルが中心。しかもその価格帯でも英語通じにくい。

英語通じてそれなりの手頃さを求めるのならAirbnbも検討価値大いにありそう。マルディンで一度使って大変良かった。直前予約のせいか評判悪くなく英語通じるそこそこ手頃なホテルが見つからなさすぎたのでAirbnbにした。正解だった。


夜行列車はおすすめ、予約はお早めに

カッパドキア(カイセリ)からディヤルバクルまではギュネイ=クルタランエクスプレス(Güney Kurtalan Ekspresi )という夜行列車を利用した。横になってぐっすり眠れ、翌朝は美しい湖畔の車窓を楽しめた。食堂車も連結されていて意外とお手頃。タイミング悪く席なくて食べられなかったのが残念だけど。夜行列車の旅情を存分に楽しめる。

留意点は時間がかかること。バスの倍くらいの所要時間かかる上にナチュラルに数時間遅れがち。私のときは出発50分遅れ、到着1時間半遅れだった。急がなかったので無問題だけど。それ以上に電車の旅好きならおすすめ。

夜行列車は人気のようで埋まりが早い。さっさと予約したほうがいい。下記からネット予約できる。

ebilet.tcddtasimacilik.gov.tr

座席はリクライニング座席・二等寝台・一等寝台の3パターン。カイセリ~ディヤルバクルを夜行バスで行くと345リラ≒2760円くらいかかるのだけど、座席と二等寝台(4人相部屋)はどちらも92リラ≒736円くらい。バスの3分の1以下の激安価格。一等寝台(2人までの個室)は571リラ≒4568円とだいぶリッチな価格帯になる。

こう見ると二等寝台のコスパがあまりにも良いのだけど、現地の人にとっても当然魅力みたいでガンガン埋まる。しかも部屋は原則男女分離。例えば4人部屋の1ベッドを異性に取られると残り3ベッド空いていてもその部屋を予約できなくなる。このシステムのおかげで空きベッドあるのに予約できず撃沈した。

私が乗ったのは一等寝台。すごく豪華な設備というわけではないけれど、バス+1800円で横になれて冷蔵庫・洗面台付き個室の快適な旅ができることには価値があったと思えたし、良い車窓が楽しめた。


役立つ便利サイト・本

Tripadvisor Turkey Travel Forum

アフターコロナのガイドブックが追いつかない情報収集にはいちばん便利。旅程配分アドバイスもたくさんあって参考になる。


Foreign travel advice - GOV.UK

イギリス外務省の出している渡航情報。
日本の外務省が出している治安情報より精度が高そう。旅行アドバイスもちょっと踏み込んだガイドブック並に細かい記載がある。


地球の歩き方

特に南東部の情報は天下のLonely Planetより地球の歩き方のほうがだんぜん多い。ツアー組む前提の欧米人向けにぽつぽつと情報がある程度の印象。ネットで調べてもろくに情報が出てこないことが多く、生命線だった。

内容はコロナ前の情報でやや古い。価格類は当然古いし、一部交通カードが新規導入されたとおぼしき町の情報や、空港アクセス情報が足りなかったくらい。それでもフル活躍した。特にバスターミナルから市内への移動情報が役立つ。


まとめ

トルコは3週間でも足りないと感じるくらい、見どころまみれだった。国内移動は意外とどうとでもなるので、行くシーズンと興味次第で行く場所を絞っていくのがおすすめ。

次回は費用編をお送りする予定。








○今日の過去記事○
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