ザザイズム

都内某所に生息するSE2年目。2016年夏〜2017年冬にオランダに半年留学してました。日常で考えたことや旅行記などつづっています。

人生が進まなさすぎて限界とは言い難いけど限界

婚約しました。10ヶ月前に。

各方面へのご挨拶よりも先にブログに書くのは順番がおかしくて失礼なことではありますが。
入籍まで済ませて、知り合いに挨拶して、その上でブログには「まだまだ未熟な二人ではありますが……」とか、書くつもりでいたのですが。

いろいろと精神的に限界が来たので、心情を吐露します。先にご挨拶したかった方々には不礼をお詫びします。


始まりは結婚意思を賭けたギャンブル

発端は遡ること昨年末。

プロポーズらしいプロポーズではなかった。端的に言うと、相手の会社の制度が変わる都合上、今すぐ結婚して引っ越せば金銭的にずいぶん差が出る可能性があるという提案。ものの2ヶ月で入籍から引っ越しまで済まさないといけないスケジュール感だった。

それから1週間くらい悩みまくった。自分も繁忙期、不動産屋も繁忙期の2ヶ月間。そんなに上手くいくだろうかと。

しかし、よくよく相手が調べた結果、慌てて引っ越しても金銭的に有利にはならないことが発覚。結局1週間の悩み損だった。「もともと来年中には結婚したいとは思ってたから。これはただのきっかけであって、ちょっとタイミングが早まっただけ」とは言われた。

この1週間、結婚意思と数十万、数百万の金銭を賭けられたようなもので。名字変える手続きに走り回るのはどうせ自分の前提で、そういったこともひっくるめてひたすらスケジュールを頭に必死に組み上げて。でも結局賭けなんて、元から存在しなかった。この1週間振り回され損だったことに爆発して泣き散らかした。

結局、結婚はする。ただし、焦る必要はもはやないから、じっくり準備する。そういう調子にはなった。そんな、プロポーズのプらしさもない、鼻先にありもしない人参をぶら下げられたような婚約期間の始まりだった。




すべてが停止しかけるコロナ禍

それから頭を冷やすまもなくコロナ禍突入。当然顔合わせも物件探しも何も話が進まず。会う頻度も1〜2ヶ月に1回レベルに抑えざるをえなかった。

代わりに、オンラインで結婚対策会議を毎週のようにやっていた。プリマリタル・カウンセリングという手法を参考にして、お金や家事分担の話から、価値観の話まであれこれと話し合った。有意義ではあった。けれど、基本私提案私主導で、あまり向こうがすごくモチベーション高いとは思えなかった。まぁそういうものだろうとは思うけれども。

会議も緊急事態宣言解除の6月頃には一旦ストップ。そこから本当に話がピタッと進まなくなった。

コロナ禍でいちばん進まないのは顔合わせ。片道5時間はかかる距離。このご時世おいそれと移動するのは難しい。「秋くらいまで様子を見て、それでも無理ならもう後回しにして先入籍しよう」という方針で話していた。

最近になってその話がぼんやり出てきた。「とりあえず結婚指輪でも見に行こうか」と。私がいくつかブランドを出し、見に行く。見に行くというか冷やかすレベル。ぼんやり眺めるだけ。まったく指輪の試着を言い出せなかった。つけてみないとわからないだろうな、というのは下調べした感じ思っていたのだけど。私が服屋で試着を言い出せないのよりももっと酷いレベルだった。そして相手も大して興味がない。まあそういうものだろうとは思うけれども。



結局はやる気の問題なのか

「そういうものだろうとは思うけれども」そんなことを何度も思ってきた。プロポーズが悩み損のギャンブルだったのも。その後もまともなプロポーズがなかったのも。話し合いに気が入っているように見えないのも。結婚指輪に興味がないのも。



この10ヶ月間、婚約という事実に浮かれたことどれくらいあっただろうか。ほぼない。

春頃に結婚準備を書き出したToDoリストは化石と化している。どんなやってみたいことであろうと、ToDoリストに半年寝かせたらまるきり色褪せたただの重荷になってしまう。「結婚は勢い」と聞くけれど、その勢いはもはや皆無である。ずらずら並ぶタスクを見ると、たしかに勢いがないとこなせない量だと思えてしまう。婚約指輪はいらない派だけど、こんなに辛いのならもらっておいたほうがまだ少しばかり精神的にましだったのかもしれない。なんて思う。

正直、コロナ禍を言い訳にしつつ、実のところ面倒くさいだけなのじゃないかと思っている。相手が、というより、私が。もう、単純に勢いがないのである。しかもこのコロナ禍期間に結婚して引っ越した人なんていくらでもいる。圧倒的にやる気の問題なのである。

でも、こんな状況でどうやる気を出したらいいのだろう。10ヶ月間、婚約に対する感情は無か苦しさばかりになってしまって。マリッジブルーというほどキリキリ角のたったものではないけれど。ただただ「コロナだから保留」という言い訳ばかり言い聞かせて。




それでいて、現状維持したくない、という気持ちもすごい。

実家を出たい衝動が再び持ち上がってきた。家に居続ける父の家事のしなさを目の当たりにし続け、父への文句を母に聞かされ。そんな日々のループがさすがにつらくなってきた。

思い出すのは10万円給付の時。私は父経由で給付金をもらった。私の世帯主がいまだに父だという事実にものすごく抵抗感を覚えた。私がいるべきはこの世帯じゃない。そんな気持ちをはっきり覚えた。

結婚や引っ越しを理由に保留し続けている事柄も多い。マイナンバーカード申請、バイク購入、部屋のインテリアへの投資。私の選んだものではない柄のうるさいカーテンを変えたいとずっと思っている。でも、もう引っ越す身ならもったいない。でも、いつ引っ越すかもわからない。そんなデモデモダッテを重ねた細かな保留事項が10ヶ月間積み上がり続けている。




現状を変えたいのに、そうする道筋が見えない。もしくは、無理矢理にでも道筋を見出そうというモチベーションが致命的に欠落している。「いつか/たぶんやる」リストに滞留し続けるタスクが脳みそを圧迫していく。そんな状況。

でも、この程度で限界と言ってはいけない気持ちもしている。それこそ医療機関に勤めているとか、結婚式が中止になったとか、仕事がなくなったとか、この数ヶ月で大変な目にあっている人はいくらでもいる。そういう人を差し置いて、こんなただ虚無なだけの私が「限界」なんて言っても、自虐風自慢に近い響きがするんじゃないか。そんな思いもずっと抱えていた。




最近の気温差と気圧差にやられて、ふたたび限界だと思ったので、書いた次第です。
ちゃんと話が進められたら、もっと良い形で改めて報告します。

今日はこのくらいで失礼します。