今年も1年間の振り返りをしてみます。
2020年は停滞と苦しみの1年でした。思い出すだに虚無で辛い思い出が多い。そんな1年でもよくよく思い出せば自分なりに学びと進歩がありました。
1年を乗り切った自分を褒めるべく、今年のハイライトを時系列あまり気にせず書いていきます。
海外旅行の消滅
最大の趣味が消滅しました。7月に予定していたハバロフスク・ウラジオストク旅行も当然キャンセル。
いつ行けなくなるかわからないのが旅行、と思っていたけれど、まさかの全世界消滅はスケールが大きすぎた。それでいて1年も経つとこの状態に慣れてしまった。航空券とスケジュール帳を眺めて煩悶しまくったり、トラベルブルーに陥ったり、そういう苦しみを味わうこともなくなった。とても穏やか。穏やかな虚無というべきか。
たぶん、「全世界同時に、誰もかも行けない」という状況にまでなると、さすがに諦めがつくのだと思う。「隣の芝は青い」状態が一番つらいから。
バイク免許取得
中型二輪免許を取得しました。
1月入所、4〜5月の休業期間を挟んで8月卒業。ほんっっっとうに苦労しました。補習入りまくったのはまあ想定内の辛さなのですが、無駄に辛い要素が上乗せされまくり。
休業分の教習期限が延長されるかで気を揉みまくり。
休業明けたら暇な学生が詰めかけ大混雑で予約がままならず。
天気運が悪く、教習の日に限って強風、雷で中止、みきわめ最中に豪雨。みきわめ落ちてずぶ濡れのまま直後に自転車パンクに気づいたときには流石に嗚咽が漏れました。
でも、喉元すぎればなんとやらですね。ほんとに。
10月に公道バイクレッスンに参加してなんとか公道に出られました。現在はマイバイクやっぱり欲しい感と、所有までのハードルの高さとでなかなか踏ん切りついていない状態。暖かくなってきたら小型バイクあたりレンタルして知ってる道でも走ってみたいです。
歯医者不信と矯正治療開始
夏に虫歯の治療痕が虫歯になりました。気づいたときには神経までやられる重症に。
ちょうどお盆休み帯で地獄の痛みに3日ほど悶え苦しみ。その後前歯が死にかけという衝撃の事実を知り、歯医者不信が大爆発。治療のために矯正歯科選びに駆け回りつつもいろいろ思うことがあり更に心の傷が増え。もう歯なんてすべて抜けてしまえばいい、とまで落ち込む時期があった。
今はなんとか立ち直り、矯正歯科を決めて通ってます。
矯正歯科を決めるまでの精神的苦痛のほうが、矯正の物理的痛みよりよっぽど辛かったのでは?と思うレベル。今はまだ前処置の段階ですが、物理的苦痛はわりと観察しがいがあるし良くなる見通しも立ちやすい。まだ前向きになれる。矯正の痛みの真髄を見ていないからこんなこと言えるのかもしれないけれど。なんとか前向きに乗り切っていきたいです。
「婚約モラトリアム」の痛みと学び
9月に書いた話の続きです。端的に言ってしまえば「結婚準備が進まない」の一言で済むのだけど。これが今年一番のメンタルの激痛でした。
いつになるかわからない「いつか」のために、今の自分の願望を踏みつけ保留にし続ける日々の辛さ。キラキラプレ花嫁期間とは程遠い、婚約モラトリアム状態。この辛さが原因で、11月に大喧嘩を起こしました。婚約解消を本気で考えなくてはいけないのでは、とぐちゃぐちゃの思考でリアルにまともに眠れない日々がありました。
この辛さはなかなか表現しづらい。「相手がいるだけいいじゃん」「婚約決まっただけいいじゃん」と思われたとしても仕方ないけれど。たぶん、同じ立場に置かれてみないとわからない種類の辛さ。それだけは言える。
正直、今年の虚無感は海外旅行消滅よりもこの婚約モラトリアムに由来していると言ってもいいくらい。こっちはリアルに「隣の芝は青い」が発生しまくりなのも拍車をかけた。この1年どれだけ入籍報告やプロポーズ報告を耳にしたことか。人と比較することに意味はないと思いつつ、つまり我々の状況を「コロナのせい」と言い訳することはできないんだよな、と改めて思ってしまい。落ち込まずにはいられなかった。
時間をかけて、なんとかかんとか落ち着いて、少しずつ前に進みつつあります。いろんなことを学びました。まだ時々精神不安定になるけれど。痛みとともに学んだことはこの先絶対役立つだろうと信じている。
お家時間の充実
コロナ禍が一方的にマイナスに働いたかというと、そうでもなかった。これを機に新しい楽しみにも出会えました。在宅勤務で浮いた時間を食事や運動の改善に使いまくりました。スパイス沼にはまったり、筋トレしまくったり。だいぶ「ていねいな暮らし」っぽくなり、幸福度は爆上がり。内向型の引きこもり耐性青天井体質で本当に良かった。
VRもコロナがなければ始めようと思わなかったと思う。こんなに純粋に楽しいと思える経験はほんといつぶりだろうと思えるくらい楽しい。
GoToひとり旅
GoToを機にひとりホテルステイを何回かしました。
行くかどうか迷いつつ、近場でぼっちで過ごす分には日常生活とリスクは大差ないと思って。完全に一人きりになれる空間は偉大で、気持ちが洗濯される感覚。実家の自室で一人にいるときとは比べ物にならない解放感。この上なく気分転換になりました。
来年はもっと良い1年でありますように
この1年間、生きていなかったです。
最大の趣味を奪われた死の1年。いろんな方向になだめすかしごまかしてました。渦中にいるときはその場その場の気分転換と逃避の繰り返しだと思っていたのですが、こうして振り返ると、意外と新しいことをたくさんしてました。
今年1年もまた、文章の力と周囲の方々に心底支えられました。引きこもり生活のせいか、いつの間にかブログ記事数が社会人になってから一番多い1年になりました。書いて書いて暗い気持ちをなだめすかし、書きおわって思いついた次やるべき行動を即実行に移し。そんなことを繰り返してました。来年以降はもっとポジティブな記事を書きたいです。
2020年もザザイズムを読んでくださりありがとうございます。また来年もよろしくお願いします。
◯今日の過去記事◯