オランダ到着から一ヶ月経ちました。
写真左に見えるのは古い城壁。何度か建て替えられてるらしいけどルーツは中世。のはず。
一ヶ月。
一ヶ月分の記憶は確かにある。
けど、感覚だけで言えば2ヶ月分くらいに相当するんじゃないか。そう思える。
大慌てで引っ越しして、徹夜で荷造りしたのなんて、もっともっと遥か遠い昔のように思える。
ざっくり振り返り
感覚的に2ヶ月分を圧縮するのはとっても困難なのでざっっっっくり。
旅行
旅程の全貌はこうなりました。
滞在国はイタリア、スイス、ドイツ、フランスの4ヶ国。
滞在したのは
- イタリア: リオマッジョーレ(チンクエテッレ)、ローマ、ティラーノ
- スイス: サンモリッツ、バーゼル
- フランス: ストラスブール
- ドイツ: ザールブリュッケン、マンハイム
の8ヶ所。
www.zazaizumi.com
旅程全貌は以下のとおり。
- 1日目 ブリュッセル&パリ素通りで、ミラノ行き寝台列車に乗る
- 2日目ミラノ素通り→チンクエテッレ泊
- 3日目チンクエテッレ&ポルトヴェネーレ周る、チンクエテッレ泊
- 4日目ピサ、フィレンツェを数時間ずつ周る、ローマ泊
- 5日目ローマ周る、ローマ泊
- 6日目ローマ→ミラノ素通り→ティラーノ泊
- 7日目ティラーノからスイスのサンモリッツにベルニナ線で移動→バスでソーリオ村日帰り→サンモリッツ泊
- 8日目サンモリッツ→バーゼル泊
- 9日目バーゼル→ストラスブール周る、ストラスブール泊
- 10日目ストラスブール→バーデン・バーデンで温泉→ザールブリュッケン泊
- 11日目フェルクリンゲン製鉄所→マンハイム泊
- 12日目マンハイム少しだけ歩く→デュッセルドルフを1時間くらいだけ歩く→マーストリヒト帰還
本当はもう1、2泊ぐらいしてデュッセルドルフ近郊にも足を伸ばしたかったのですが、体調と気力がガタ落ちしてしまった&ギリ日帰り〜一泊圏内なので早めに切り上げ。帰りの電車、久々のオランダ鉄道の雰囲気とオランダ語の会話の響きが妙に懐かしかった。
いろいろきついこともあったけど、良かったです。
ひやっとしたのはイタリア出国4日後、イタリア中部で大地震があったこと。バーゼルで報を知って本当に縮み上がりました。
新歓期間
授業始まる一週間前の期間はいわゆる新歓期間みたいなもの。あれこれ企画が開催されてたので通ってました。市内ツアー、ディナー、クラブパーティー、バー巡り、などなど。
初めて会う人との話題はだいたい誰とでも共通。
出身、学部、専攻、留学期間、今住んでる所、いつ到着したのか、自転車買ったのか、料理してるのか、何か旅行や外出の計画あるのか……などなど。
何度も話してるとだんだん通り一遍覚えてくる。初めて会う人に対して話題困らなくなってくる。
やはり多いのはヨーロッパ圏からの留学生。アメリカ人も想像より多い。アジアからだと香港人と韓国人が多そうな印象。私が会った日本人は5人。まだまだ会ってない人もいそう。
買い物
なくて真っ先に困ったのは自転車とヘアドライヤー。
両方ともFacebook経由でゲットしました。
こちらではFacebookの個人間売買グループが発達してます。
自転車売買はそれだけ扱うグループ成立してる。さすが自転車大国。私も中古を60ユーロでゲットしました。もう少し価格交渉しても通ったかなと思う。
ヘアドライヤーも5ユーロでゲット。普通に買うと13ユーロくらいはするので嬉しい。寮になくて朝シャン&自然乾燥生活という不便すぎる状態を脱せて満足。
授業
ベリーハードモード。
1コマ2時間、議論2コマ、講義1コマ、計3コマ。3コマともテーマは共通。一見少なそうだけど予習量がすさまじい。
内容は面白いし授業メソッドは確かによく考えられてるなと思う。ただ私の能力不足がたたってる。周りは正規学生や英語ネイティブばかりでアウェー感半端ない。
まだ初週が終わったばかりだし、なんとかやっていく糸口をせっせと模索中。
ご飯
ハードモード。料理初心者に戻ったような気分。
家具と基本的な料理器具付きの寮。すぐガンガン料理できるかな、と考えてたら甘かった。
使い慣れないIHクッキングヒーター。鍋の底が少し曲がってるせいか熱の伝わり方に変なクセがあって慣れない。慣れなさすぎて鍋燃やして大変なことになったのはまた今度書く。
フライパンがない。小さい片手鍋1つ、パスタやスープ向けっぽい両手鍋3つ。炒め物焼き物するたびに鍋の掃除が大変。買おうか検討中。
まともに切れる大きい包丁がない。包丁めいたものは4本もあるのだけどどれも切りにくいったらありゃしない。包丁はまだしもキッチンバサミ、日本から持ってくりゃよかったなと若干後悔。
冷凍庫&電子レンジがない。
これが一番致命的。作りおき→あたためor解凍の黄金コンビが使えない。蒸し野菜もできない。じゃがいもレンチン茹でもできない。お米買ってきたけどあたためなおしできないんじゃ……と思って手つけてない。
しっかりまともな料理しようという気がほとんど失せてしまうレベル。
部屋
部屋は大きなワンルーム(キッチン・ベッド・机)を2人でシェアするタイプ。
来る前は心配だったけども今のところうまくやってます。
ルームメイトとは話すけれども、基本的に各々勝手に好きなことをやって過ごしてる時間のほうが長い。
難点といったら、たまに思い切り一人で歌いたくなるけどさすがにはばかられるくらい。ルームメイトはスカイプや電話普通に部屋でやってる。そろそろ私もスカイプしてみたいなと思う頃合い。
日記
日記を書こうと決めたのに、全然続かない。
ルームメイトが11〜12時くらいに寝るのに合わせて電気を消す。
電気消すと手書きじゃ何も書けない。据え付けのライトは明るすぎる。
パソコンで書くかiPadか何かで明かりをつけながら書くか。
どちらにせよ視力低下の懸念大いにあり。もっと早く明るいうちに書けば済む話だけど。
感じていること
今、自分がなにを考えているのか。
文章化するのに正直かなり困難を覚える。
仕方ないので、「考えていること」じゃなくて「感じていること」をそのまま書いてみる。
この一ヶ月本当に本当に怒涛の日々だった。
各種手続きや足りない物の調達に走り回る日々。
明日の旅行計画に頭を悩ませ、ひたすら移動の日々。
ひたすら毎日のように新しく会う人と話す日々。
とにかく授業に着いていこうと必死に試みる日々。
目の前のこと、明日のことだけで頭がいっぱいの日々。
それが、今週で一段落ついた感覚。
とりあえず授業はこんな感じでこれから続いていくんだろうな、という予想、イメージがやっと浮かんできた。
予習量は多いとはいえ、自由になる時間は多い。何か新しいこと、やりたいこと始めるなら今くらいからじゃないか、という予感。
そんな頃合いのはずなのに、
なんだか急に気が重くなってきて、
ちょっと疲れたかな、ちょっと引きこもってたいな、という感覚がある。
なぜだろう。
体調はそんなに悪くないはず。
睡眠はとり過ぎなくらい取ってる。毎日7時間超は寝てる。
ただ、運動は明らかに不足。ランニングシューズ持ってくればよかったと後悔。こっちで探してみようかと思うけど、足型的に合うの見つかるかわからない。どう店員さんに相談すればいいのか日本語でも難しいだろうに英語+オランダ語だと検討つかない。
栄養は若干微妙。野菜と肉類、食べてないわけじゃないけど、少ない。パンとミューズリーやシリアルベースに、夜は肉野菜炒め1.5人分くらいを食べる、そんな感じで回る日々。多分少し痩せてるんじゃないか。
言語面の障壁はやっぱり感じる。
英語ネイティブの人が思ったより多い。羨ましいぞみんな揃いも揃って早口でこんにゃろうと思いたくなる。
それでも自分がやるより他に選択肢はないとしか言いようがない、言い訳のしようがない。
ほんのりとした後ろめたさと焦りのようなものも感じる。
あまり日本語使って物書く時間とりすぎるのもどうなのか、そんな暇あったら少しでも山積みの予習こなして次回の議論で発言したいこと用意するとかしたほうがいいんじゃないか、という形の後ろめたさ。しかも、授業と別に個人的にやっておくべきことがらも多々あるのに進んでない。
そうと来たらぐずぐずしてる暇なんてない。ブログもあまり長々書かないほうが良い。時間切ってガッと書くのがいい。たまには日記を書きまくる夜はあってもいいだろうけど、たまには。毎日のようにそうであっちゃいけない。
でも、正直ある意味「ぐずぐずしていたい」一面もあるからここにいるんじゃね?という疑問符も脳内に浮かぶ。
こういうときはどうしたらいいのか。
白い紙に好きなだけ物事書くべきなのか、
家族や友人に連絡とってみるべきなのか、
ちょっと引きこもって休むべきなのか、
何か新しいこと始めるべくアクション起こすべきなのか、
ちょっと無理して外に出て行くべきなのか、
ひたすら勉強に没頭しきるべきなのか。
「風邪は忙しい時を乗り切ってほっとしたときにかかりやすい」とよく親に言われました。
風邪じゃないけど、体調は万全だけど、一段落した今がまさにそんな時な気がします。
一段落ついてなんて全然ないっちゃないけど。
ひとまずこんな引きこもりきってもしょうがない。
今晩は香港人の子に誘われたので大学の文化祭っぽいものに行ってきます。
パンフレットの印象から乱暴に言うと日本の文化祭から模擬店要素引いてもっと洗練させた感じかな?レクチャーと美術と音楽やダンスメインみたい。
今日はこのくらい。