アフターコロナという言葉すらほとんど聞かなくなった1年。そのわりにほとんど旅行には行けなかった。一方でイベントはしっかり楽しみつつ、めちゃくちゃ学びのあった1年だった。
今年のハイライトを書き並べてみる。
旅行欲の極小化
今年泊りがけの旅行は5月の大阪一泊二日旅行だけ。去年のトルコ旅行の余韻や円安やホテル高やVR内旅行で気づいたら旅行欲が壊滅していた。
大阪はほんとうに楽しかった。ウン十年生きて世界20数カ国訪れたにも関わらず大阪行ったのは初めてで。
当然のことながら大都会だけど、東京とはやっぱり違う。民族学博物館、安くてクオリティの高いごはん屋さん、昔ながらの商店街、と個性と魅力にあふれていて。またぜひ行ってみたいと思えた。
展覧会の大当たり年
今年は博物展系が私的大当たり年。企画展も常設展も楽しかった。
行ったのは下記。
- ラテンアメリカの民衆芸術
- 古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン
- 陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる
- マティス展
中でも国立民族学博物館の「ラテンアメリカの民衆芸術」が良かった。大阪まで遠征した価値がありすぎた。
中南米旅行に行ったことある身としては最高に楽しめた。炸裂する色彩や土着文化と外来文化の混じり合った世界観がたまらなかった。現代の社会問題にきっちりと着目していく展示構成も圧巻。
常設展もすんばらしかった。世界各国の文化詰め合わせが眼福ったらありゃしない。
どこを向いても情報量がとてつもない。そしてフロアを移動すればまたとてつもない情報量でもって別エリアが展開される。
巨大な神輿や、現地の商店やお寺の再現、乗り合いタクシーまであって、世界一周気分。
近くに住んで年パスで通ってみたい人生だった。また行きたい。
東博の「古代メキシコ展」も良かった。
これまたメキシコ行って魅せられまくった私大歓喜の展示で最高だった。
www.zazaizumi.com
「陰陽師とは何者か」展を見に佐倉の国立歴史民俗博物館にも行ってきた。
とてつもない情報量に圧倒された。くずし字とか古文書読めたらもっと面白いだろうなと思いつつ、解説と照らし合わせるだけでも興味深かった。
常設展もよかった。日本史より世界史派だったこともあって楽しめるかな?と思ってたけれど杞憂だった。リアルな家や団地の再現が面白くって、博物館ならではの体験だった。
映画館に通う
RRRにすっかりハマって3回観た。
私の中では映画館によく足を運んだ年になった。
「君たちはどう生きるか」「ヴァチカンのエクソシスト」「翔んで埼玉2」も観てきた。VRの友人と映画の感想語り合うのが楽しかった。
大歓声のライブ
コロナ中にK-POPをゆるやかに追うようになり。BLACKPINKとTWICEのライブに行った。
BLACKPINKは開場前はトラブってたけれど、内容は最高だった。コロナ後初の声出し可ライブで、もう客席の大熱狂ぶりに圧倒。ウインクやポーズのたびに悲鳴のような歓声が湧き上がる、とんでもないボルテージのライブだった。
TWICEは初のスタジアムライブ。天気にも恵まれ、観客からのサプライズ企画にも参加できた。終盤で花火が相次いで上がりまくった時の興奮は言葉では表現できない。
イベントお出かけ
東京蚤の市に行った。春と秋の計2回。
行くたびに人出も出店数もすごいことになっていってて、「ていねいな暮らしのコミケ」と言われるのもうなずけるくらいの規模。相応の覚悟と準備がいるようになってきた。それでも買わずに見ているだけでもほんとうに楽しいイベント。
家に持ち帰らなくても、ただただたくんさんの古いもの面白いものとがディスプレイされて生まれる化学反応というか、空気感が好き。
上野のシルクロードバザールにも行ってきた。これもひたすら眼福に満ちあふれていて素晴らしいひとときだった。
毎年恒例のベルギービールウィークエンドも2回行った。
VRChatに住み着く
これ抜きには今年を語れないくらいメタバースに住み着いた1年だった。
職場と学生時代以外の人間関係がこんなにも爆発的に広がったの、社会人になってはじめてで。あまりにもいろいろなことがありすぎて語りきれない。
単なる時間つぶしや現実逃避じゃなくて、現実の学びになった日々だと心の底から言える。そんな1年だった。
来年はもっと思い切りよく踏み出したい
去年の振り返りで、「来年はもう少し世界を広げたい」と書いた。めちゃくちゃに広がった。断言できる。
ここ最近はけっこう辛いことが多かった。現在進行系で整理しきれていないけれど。それでも前進できていると信じたい。
来年も楽しみをちゃんと楽しみつつ、もっと思い切りよく気になっていたこと気になることにチャレンジしたい。転んでもただでは起きないをモットーに。転ばないのがいちばん理想だけど、だからといって転ぶことを過度に恐れるのも違う。さんざっぱら転んだ結果そう思えた。
今年の年末年始はヴィパッサナー瞑想合宿に参加する予定。
最近話題のマインドフルネス思想の源流にあたる仏教の瞑想をひたすら10日間やり続けましょうというもの。
4年前から人生でやりたいことリストに入れていたくらいにはずっと気になっていた。12日間の休暇が必要な上、大人気で枠はすぐ埋まる。なかなか機会がなかったのだけど、運良く今回参加できることになった。
これが新たな年の良いスタートになればと思う。
今日はこのくらい。
◯今日の過去記事◯