ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

今さらRRRを存じ上げた結果、3回観た

RRR

日本公開から10ヶ月経って初めてRRRを観た。衝撃すぎた。結果、3回観た。
今まで同じ映画を映画館で何度も観た経験がなかったのだけど、これはリピートせざるを得なかった。

以下からゆるやかにネタバレを含みます。


観たきっかけ

元気を出したい時にたまにインド映画のダンスシーンをYoutubeで流している。ナートゥダンスの動画もそのひとつ。

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8月末ごろに「これ実物観なきゃじゃね……?」と急に思い立った。去年の10月からロングラン上演していたけれど、字幕版の上映館がかなり減ってきた頃合い。今観ないととうぶん大画面で観られないのでは?と思い。映画館へ駆け込んだ。

今思えばその後もぜんぜん復活上映してるんだけど。不死鳥?




呆然の1R目

1R目はあまりの情報量に頭が弾け飛んだ。

映画5本分はある情報量。10分に1回は来るクライマックス。序盤の出会いからのタイトルコールで既に頭が情報量に耐えられず頭がバーンと砕け散った。その直後に始まるDostiからは
もうずっと「わァ…!」って語彙力皆無な状態。

移動動物園でオンレェーするところも頭がパーンとした。
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そこからの記憶は断片的にしかない。


ナートゥってこういう文脈だったんだ……!って感動した。単なる高速インドダンスじゃなかったのだと。しかもそれがまだまだぜんぜん序盤の盛り上がりポイントだったのだと。

INTERRRVALでまだ半分ということに心底驚いた。既に映画2本分の情報量は観たぞ……?ってなった。その後まだ3本分はあった。


観終わった後、外のベンチに呆然と座り込んだ。映画を思い出そうとしても走馬灯にしかならなかった。
ただ、すさまじいものを観た。こんなすごいなものが世の中にあるとは。そればかりが頭を駆け巡った。




感情の迫りくる2R目

夫への布教を兼ねて2R目。
ブーストサウンド回で座席が震える震える。

1R目に呆然としすぎたぶん、よく飲み込めていなかった細かいところに目が行きだした。この表情ってこういうことだったんだ……!って読み取れるようになった。その観点で見出すとストーリーがわかっているにも関わらずまだまだ膨大な情報量が立ち表れてきて。呆然としていた1R目よりも登場人物の感情の機敏がより迫ってきて。コムラムビームとか泣きそうになった。

夫も面白かったと言ってくれた。夫はエンディングで出てきた監督をちゃんとあれ誰?と覚えていた。私は1R目では完全に頭が吹っ飛んでいて知らない人が出てきたことすら記憶に残らなかった。
動物に餌を与えているのにも一発目で気づいたらしく、すごいなと思った。マジで1R目の私は走馬灯すぎたなと思った。




解像度の上がりまくる3R目

ここまで来たら一度IMAXで観てみたいと思い。IMAX復活に合わせて10月下旬に3R目を決めた。

最前列のコンフォートシートという足を伸ばして横たわれる席にした。

解像度が高いなんてもんじゃなかった。つま先の先にスクリーンがある異空間。笑っちゃうくらい席がビリビリする。最初のDVVエンターテイメントのロゴのジャヤジャヤからして大迫力で笑っちゃう。砂ぼこりが湧き立つ。動物が頭上から降ってくる。まつげがくっきり見える。ただでさえ多い情報量がマシマシすぎた。

さすがに3R目ともなるとストーリーの流れは頭に入っていて、次あれが来るぞ……!と頭に浮かべながら観られた。それでも観れば観るほどこの映画の作り込みようはすさまじい。考察で見た細かいポイントを探しながら観ていた。鞭打ちシーンで返り血拭うふりして涙拭ってるシーンをようやく認識できて感動した。

それでもやっぱりDostiには頭がパーンとなった。あれはダメ。ずるい。

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RRRはいいぞ

これは映画館で観るべき映画だとおもった。大画面大音響に包まれるのが最高すぎる。VR使えば大画面は作れるけれど、あの痺れるような音響はやっぱり映画館独特のもので。中毒性が高すぎた。

音楽もとても良くて、気分の上がらないときは劇中歌をループしまくっている。日常にインドがちょっとずつ染み込んでいる。

今さら……と思わずに観に行ってみてよかった。他のインド映画にも入門してみたい。




今日はこのくらい。





◯今日の過去記事◯

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