ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

ヘルプを出せる強さ。「受援力」の大切さに気付かされた話

f:id:zazaizm:20161005214309j:plain:w600
ここ数日考えたこと。
自分、ヘルプ出すの下手すぎる問題。



前回荒れに荒れまくってた精神ですが、ひとまず解消されました。
スランプ中 - ザザイズム
これを書いた後、だいたいが丸く収まってくれた。

  • 旅行チケット譲渡交渉が出発前日に成立、1.8万の損は1000円に
  • ほぼ週末まるごとクラスメイトの家でプレゼン練習したりご飯やお茶いただいたりお世話になる
  • プレゼン無事終了
  • 体調改善(当時不良気味だったのに気づかなかった)

クラスメイトには感謝してもしきれない。
今頃本来なら旅行楽しんでただろうなーなんてちっとも思わなかったくらい楽しくなおかつ有意義な週末を送れた。


さらにさらに、
「冬服あまり持ってこなくて最近寒くなって早く服買いたい」と話したら
「服ありすぎて困ってるから持ってって!」と、服を譲ってもらえることに。
袋2つぶん、たんまり。うれしい。





ヘルプ出す力

自分、ヘルプ出すの下手すぎる。


昔から薄々気づいてたけど、改めて気付かされた次第。
今回だって、ヘルプ「出した」というより「差し出されたのをもらいにいった」ようなもの。






ヘルプの出し方がわからないって躊躇してた。
ヘルプを出すのは技術がいるんじゃないかと思ってた。

何に対して困っているのか?
問題の核心は何か?
誰に相談すればいいのか?

そういったことをちゃんと見極めないとヘルプ出せないと。
そういうふうに思ってた。





でも、そんなのはきっと言い訳にすぎない。

単にヘルプ出す勇気なかっただけ。



ヘルプを出すっていうのは技術の問題じゃない。
とにかく困ってるんだ!って主張できる勇気の問題。

そして、ヘルプ出すこと自体は弱さでも降参でも情けないでもなんでもない。
ヘルプ出すってことは、むしろ強くないとできない。





私は一人で全部どうにかしてしまおうとするクセがある。

しかも、その結果どうにかなった、って経験が積み重なってる。
大学受験とか。
www.zazaizumi.com

でも、その発想を転換させる必要がありそう。





こっちに来てから思うこと。
「シェア文化」の色濃さ。

例えば街や大学のFacebookグループ。
街の情報に関するちょっと質問から、物の貸し借り・売買まで、日々いろんな「ヘルプ」が飛び交ってる。

「両親が来るからちょっと高級なおすすめのレストラン教えて!」
「今週末に空港まで車出す人いない?」
「図書館近くにいる人、充電器貸してくれない?」

などなど。


知らない人同士でも、知ってる人同士でも、ちょっとしたヘルプのしあいが当たり前になっている。
そこの比重というか、気軽さというか、そのあたりが違うなと思う。







最近読んだこの記事。
なるほどと思ったので一節引用。

Asking For Help Reveals Strength, Not Weakness

もし必要なときに助けを求めなければ、本来ならば誰かがすぐに快く分かち合ってくれたはずの重荷をすべて一人で引き受けることになる。それどころか、あなたをすすんで助けたがっている人から、その機会を奪うことになるのだ。
(When you don’t ask for help when you need it, you assume all of a burden that might easily (and gladly) be shared. But you also deprive those who’d love to assist you of the opportunity to do so.)

助けを求めないのは、助けたがってくれている誰かから、「助ける」という喜ばしい機会を”奪う”こと。




言われてみりゃ私だって人の助けになれるのは嬉しいこと。
だからこそいつか誰かの役立ちそうな情報をわざわざ時間かけてブログに書きとめているわけなのだし。
助けようにも手に余るならそのときはそのときだし。

それなのに、自分がヘルプ出すとなると躊躇しだすというのは全くもって不思議な思考回路のクセだなと気づいた次第。




ここにいる間、もうちょっと「受援力」*1をつけられたらな。
英語力だとかそういうの以上に、
まさにどこでだって必要な、汎用性のある能力なわけだし。






そんなこんなで実家から届いたおからパウダー眺めつつ、
お世話になったクラスメイトにお礼にとヴィーガンverの卯の花作れないか思案している最中。



今日はこのくらい。



◯今日の過去記事◯

www.zazaizumi.com


www.zazaizumi.com


www.zazaizumi.com

*1:もともとは災害時のボランティア受け入れ能力を指す言葉。ただ、もっと広い意味で頻繁に使われるようになってもいいんじゃないかなと思った次第。名付けないとそういう概念の存在自体意識できないわけだし。参考:防災ボランティア活動の多様な支援活動を受け入れる~地域の『受援力』を高めるために 内閣府