ザザイズム

書くことは命の洗濯。日常で考えたことや国内外旅行記などつづっています。

電話恐怖症の悩み

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私は昔から、電話恐怖症で悩んでいます。
かけるのはまだいいんです。全力で心の準備してからかけられますから。
一番苦手なのは電話を受けること。


最近はさすがに克服する必要に追われています。つらい。
今一度、何で苦手になってしまったのかな、というところをつらつらと思い返してみます。



聞き出し電話のトラウマ

小学6年生の時、聞き出し電話にひっかかりました。
家に一人でいたら電話がかかってきたので取ったのです。

相手は税務署の者と名乗ってきました。
個人情報保護のための税金をナンタラカンタラすれば免税することができる、
連絡網を確認したいから電話番号を伝えてほしい……と言われ、まんまと教えてしまったのです。

しかも、電話の冒頭に「住所聞き出しが流行っている。だまされないように注意してください」という注意喚起をしてからのこれです。
住所はだめで電話番号はいいのか
とんでもないダブルスタンダードすぎてギャグですね。
でも、そうやって聞き出しだってことに注意換気していたからこそ、余計に聞き出し電話だってことに気づくのが遅れたんじゃないかと。


教えている途中で、「さすがにおかしい」と思って、
「もう外出しないといけないからここまでにしてください」と必死に言って、
「えー、ちょっと困りますね……」と散々渋られ、粘ったあげくやっと電話を切ってくれました。



帰ってきた親に起きたことを伝えました。信じ込んでしまった自分のうかつさと、教えてしまった罪悪感とがあまりにもショックで泣きながら話した記憶があります。

親には、電話はもう当分取らなくていい、とだけ言われました。怒られなくてほっとしました。

それ以来、言葉に甘えて、電話を取らなくなりました。もう電話が怖くて怖くて仕方がなかったので、取れなかった、と言うべきかもしれません。



悪化

こうやって電話を取らなくなっていくうちに、だんだんと苦手意識が積もっていきました。

具体的には、しょっちゅう噛む、言葉が出てこない。

苦手意識から、なるべく電話を避けるようになりました。
電話で問い合わせれば解決しそうなことを、自分で調べたり。
問い合わせなきゃいけないなら、なるべくメールでやったり。


そして、そんな私でもどうしても電話を取らなきゃいけない・かけなきゃいけない時があります。
それは大体、何か差し迫った宜しくない事情がある時。だからこそ余計に苦手意識が積もる。
そんな悪循環にはまって、現在に至ります。



電話の「拘束感」が苦手

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電話って、いきなりかかってきて、しかも相手が誰だかわからない場合が多い。
それは、

町中で背後から急にトントンと肩叩かれて、振り向くまで誰かもわからない、しかも逃げられない。

そんな状況と同じなんじゃないかと思います。





こういう時間とかの面で「拘束感」のあるツールって、徐々に敬遠されてきている印象があります。

先日「テレビは自分の都合に合わせてくれないから見ない」という話がありました。
togetter.com
これは電話も同じことがいえるんじゃないかと思います。この、お互いに時間を合わせなきゃいけない拘束感。今やっていることを中断して、たったの数秒で応答しなくちゃいけない。どうしても中断できない時は、折り返し電話がすれ違うこともある。

私に限って言えば、PCキーボードならあまり話すのと変わらないスピードで打てますし。読むのに至っては聞くよりも断然早いです。
折り返し電話が行き違って何度もかけ直して……なんてするなら、文章を送ったほうが早い時もあるでしょう。

何より、確実にやり取りが残る。スマホだと自動で録音するアプリもあるとはいえ、音声を確認するのは結構時間取られます。



とはいえ

メールより電話のほうが早いって場面は確かにあるでしょう。
特にビジネスメールって長ったらしいのがスタンダードになっているのも、電話が生き残る理由になっているのかもしれないな、とは思います。
www.usamofu.com



苦手だ苦手だといっても、当分電話は絶滅しそうもない。
そろそろ電話苦手を克服しないといけない。

一回だけ、テレアポの短期バイトをしたことはあります。これは、発信限定で台本を読むような作業ゲーだったのでいけたんです。
でも、電話を受ける方はやっぱり難しい。

ひとまず、フレーズを丸暗記して慣れるとかイメトレするとか、そういう正攻法しかないのかなと思います。
誰か電話苦手克服したとかそういう方がいれば、方法お聞きしてみたいです。

今日はこのくらい。