最近、映画や本を消化しているか、VRにいるか、出かけているかの3択の生活になっている。
仕事や学習や家事雑事を除くと、圧倒的にその3つで過ごしている。
そんな近況をゆるっと書いてみる。
映画観て、本読んで、語って
最近観た映画だと、『君たちはどう生きるか』は良かった。
賛否両論著しいけれど、私は好き。
VRChatのフレンドと考察を喋り倒したのがとても楽しかった。情報量が多い映画ゆえにか、話してみるとお互い着目する箇所や疑問に思う箇所がだいぶ違っていた。感想戦向きな映画だと思った。
そこ注目してなかったわ、と思うポイントもいくつもあって。もう一度観たくなった。
読書で最近面白かったのはジャロン・ラニアー『万物創生をはじめよう』。
80年代にVRの原型を作った著者が、生い立ちとVRとは何かを語っている。VRの未来像の豊かさがVRChatに入り浸っている今、特に面白く響く。経歴もハチャメチャで、子供の頃にドーム型の家を設計・建築したり、高校に行かずに大学に入り浸ったり、こんな破天荒な経歴からだとそりゃ40年前にVRなんて着想が出るわなぁと納得する。
Audibleの無料聞き放題にも入っていて、家事中や移動中によく流している。『神々の魔術』は去年トルコ旅行で行ったギョベクリ・テペ遺跡について大いに語られていて、面白く聞けた。
この頃、本や映画の感想をVRChatのフレンドに話すのが楽しい。読書や映画の感想ブログを書くのはそれなりに手間がかかる。心惹かれたパートをきっちり引用して、構成づけて、何を考えたのかを言語化する必要がある。ためになるし面白いけれど、けっこうタフ。これが誰かにしゃべるとなると、おいしい論点を真っ先に共有できる。ブログみたいに勝手に文脈をガン無視した一方的な話はできないけれど、文章ほど構成を気にする必要はなく、ただただ話を広げる楽しみに集中できる。語りたい欲が満たされてしまうからブログの筆が進まなくなる。
書いっわの中で新たに観たい映画や読みたい本が増えることもよくあって、早く観て読んでしゃべりたい！と思って積ん読、積ンテンツの山を急速に消化してはすぐ増える。そんなことを繰り返している。
リアルお出かけ、VRお出かけ
出不精かと思いきや、それなりには出かけているかもしれない。マティス展と、古代メキシコ展と、映画鑑賞や通院がてらのぶらぶら歩きくらいだけど。
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展覧会の感想もVRChatに持ち帰って語ることが多い。夫にも話しはするけれど、興味範囲が近い友人に話すのはまた別の楽しさがある。
リアルお出かけでいうと、旅行は去年のトルコ以来まったくしていない。
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けれども充実しているからか、あまり旅行欲が湧いてこない。長期休み旅行は秋冬をターゲットにしようかと思うし、じわじわと航空券は下がっていく見込みだし。円安は相変わらずだし。
ちょろっと国内旅行はしてもいいかもしれない。秋に佐倉の国立歴史民俗博物館に行きがてら1泊2日くらいで千葉ツーリングはしたい。夫と温泉旅行というのも考えたい。といいつつ目の前のやることやりたいことに埋もれてなんとなく計画を先延ばしにしそうでもある。
VR世界へのお出かけはリアル以上に相当なウェイトを占めていて、情報量の多い日々を送っている。イベントに行ったり、フレンドと話したり。
最近のイベントだとCAPSULEのバーチャルライブは圧巻だった。これぞVRの醍醐味と思えた。
多くの時間はフレンドとのおしゃべりに占められている。短くても1-2時間くらい、長いと朝までログインするのが週1以上の頻度で発生している。
社会人になってから特定のリアル友人と会うのは多くて1-2ヶ月間隔、平均半年間隔くらいだった。これがVRChat上だと出会って数ヶ月でもあっという間に実質数年分に相当する交流が積み重なる。約束しなくても即会えてバイバイしたら即寝られる環境のすばらしさ、恐ろしさよ。
先日、大学時代の友人と会った。当たり前かもしれないけれど、VRのフレンドとは傾向が違うと改めて思った。
大学時代の友人はだいたい週5で1つの会社に勤めている。私の周辺だと転職経験勢もけっこう少数派。これが私のいるVR界隈になると、週5で会社勤め以外の人が相当数いるように感じる。
クリエイター職、学生、休職中、などなど。半生を聞いてみると私の想像もつかないような話題が飛び出してくる。みんなVRに興味を持つという時点でスクリーニングがかかっているためか、いわゆるオタク・同人・創作文化に親しんでいる人が多い。VRコミュニティも、リアル友人も、それぞれ別のベクトルで傾向をやんわりと共有している。そのベクトルの違いが改めて面白いと思った。
だるっと書いたところで、今日はこのくらい。
◯今日の過去記事◯
