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月経カップを3年間使ったら人生楽になった(+初心者おすすめメーカー)

月経カップをもうすぐ使い始めて3年程経ちます。実際に3年間使ってみた目線で良かったこと・デメリットを振り返ってみます。

一般的なメリット・デメリットはこちらの過去記事を参照ください。

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メリット

不快感が限りなくゼロに

ドバッとくる感覚ゼロ。漏れ蒸れズレよれの不快感もオールフリー。

これを知ったら、ほんとに戻れない。「人類の勝利だわ」と思えるレベル。

何回かナプキンも使ったのですが、しんどい。「こんなどんよりする感触今まで耐えてたなんて……無理だ……」という気持ちに。

すると、残る不快感は生理痛とPMSだけになる。これらも低用量ピルの服用開始によって軽減傾向です。ピル服用前までは、PMS明け・生理始まり時期のほうが体の調子良く感じていました。そう思えるのは、やっぱり期間中の不快感がかなり抑えられていたからだと思います。

旅行で超活躍

1ヶ月単位の旅行の際も大活躍。基本カップ1つ + ウェットティッシュ + 予備として薄いライナーやナプキンでOK。
圧倒的に荷物が減ります。海やプールも問題なくいけました。

生理期間が短くなる

体感で1〜2日は早まってるんじゃないかと思う。以前は1週間経ってもダラダラと終わりかけ期間が続いていたのが、スパッと終わるようになりました。

買い忘れがない

ナプキン・タンポンのようにうっかり買い忘れることはなくなりました。ストックのために盛大にスペースを取る必要もない。消毒もものの数分で終わるので特段難しいことはない。


デメリット

慣れても装着に時間がかかる

慣れたとはいえ、1回外して付け直すのにかかる時間はナプキンよりは長いです。今でも5分くらいは必要。朝の忙しい時間帯に外して付け直すのはけっこうドタバタ。一発でうまくセットできないときの焦りはすごい。

一方で、いったん付けてしまえば楽です。付け替えの頻度は他の生理用品より圧倒的に低い。外出中1回、帰って1回くらいのペース。
副作用として、圧迫されるせいかお手洗いが若干近くなります。それも普段+1回くらいで大したものではない。

普段の持ち運びにはわずかににかさばる

カップは立体形状なので、小さいカバンやポーチに入れると少しスペースを取ります。万が一の予備としてカバンに忍ばせる用途には、ナプキンのほうが向いてます。

とはいえ、旅行など複数日に渡る場合はこれ1個で済むのでカップに圧倒的に軍配が上がります。

圧迫感がたまに気になる

カップのサイズが大きめだとたまに気になります。

基本的には装着してしばらくすれば違和感なし。ただ、子宮内膜症が悪化していた時期はこの少しの圧迫も体感的に辛いと感じることがありました。
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外しても痛みがあまり変わらなかったので精神的なものかもしれない。今は少しずつ改善傾向なので大丈夫になりつつあります。

変にセットすると体調不良になる

一度だけカップでめまいを起こしました。カップがうまく開かないまま無理やりセットしてしまったのが原因のもよう。外した瞬間に治りました。

おすすめのカップ

最初はドイツ製のメルーナカップを使っていました。
www.me-luna.eu

今はフランス製のフルールカップの大小サイズを使用してます。
www.fleurcup.com


初心者向けには圧倒的にメルーナカップがおすすめ。
輪っかのあるタイプがめちゃくちゃ使いやすい。サイズも豊富。反発力が強すぎず、入れやすい。ただし、1年以上使っていると、反発力が弱いせいか開ききらず体感的に漏れやすくなってきました。

フルールカップは容量が大きく反発力が強い。反発力が強いぶん、やや扱いが難しい。慣れたら漏れ率は低い。

両方とも公式サイトから直で購入・個人輸入しました。1個あたり1000円台後半〜2000円くらいに収まります。国内で買うのと比べたらほぼ半額くらい。海外通販の一般的な作法に従って英語住所とか書ければ問題無し。


なお、メルーナカップは日本で公式販売も始まっている模様です。海外通販に抵抗がある、もしくは一刻も早く使いたいなら良いと思います。



結果、もう戻れない

長く使っていると、3年前にはあまり見えなかったデメリットもちょっとずつ見えてきました。
それでも、足し引きで考えればメリットのほうが圧倒的に大きいです。もう戻れない。低用量ピルと合わせて地道にQOLの向上に役立ってます。

合う合わないがどうしてもあるにせよ、1年のうちの3〜4ヶ月を占める期間のQOLを上げて、なおかつ一生で20万円以上得する可能性がある。だとしたら、1回試す価値はあるんじゃないかと思っています。



今日はこのくらい。


○今日の過去記事○

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